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魔王さま〇〇END  作者: 天墨 咲久楽
クトゥクルー
105/163

君僕END


赤い瞳が夜の鏡の前にうつる

求めているはずのあの子と同じ

だけど感じている何かが違う予感

それでもこの手を伸ばしてしまう

深く夜の中に落ちていく


君が求めるあの子じゃないよ

僕も秘めてるその赤は

けれどまだその時ではないだけ

その手を今度こそ離さないから

君を必ず目覚めさせる


何回だって繰り返そう

真実から目をおおって

今はまだ知らなくても

いずれくる赤を受け止めて


さあ始めよう

君を救う物語りを

水晶鏡の横で黒竜が笑う

近い未来で手にする宝を

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