表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王さま〇〇END  作者: 天墨 咲久楽
書きたいとこだけEND
100/163

夜ツ矢奇譚・夜ツ矢青年視点

 夢の中、だと思いたいのだ。


 だけど、目の前の光景は鮮明な映像としてそこにある。


 目の前で地にふしている人間だったモノは。別に恨む理由も訳もない、肉親で唯一の家族だったのだから。


 縁側の障子の和紙が真っ赤に濡れている。

 ああ良かった。この人の血は赤だったんだなァ。

 呑気に俺はそんなことを思った。


 俺は家を後にしようとしうと、庭へ視線をむける。

 一瞬目の前が明るくなり、パシャリとこの場ににつかわしくない音が聞こえた。この場に生きている人間が俺が以外にもいたらしい、そう気づくまでに数秒の時がたった頃には遅く。

 

「まいったなァ」


 俺は庭に出てため息をついた。

 どうやら俺は、成長した今の姿のまま過去に戻ってしまったらしい。それもとびきり、最悪のタイミングだ。この誤解?でもないかもしれながこの場面を撮られてしまったのは、後々の行動に響いてくるだろう。


 庭の池に映る俺の姿は、小さな頃には着ていなかった。

 巫女装束にも似た衣装を返り血で汚していた。


「まあいっかァ。どうせ誰かくるまで時間がかかるんだ。ちっとばかし綺麗にしてからいこうォ……」


 俺は親父だったものをがある部屋にひき返す。

 そこに死体はなく、無数の蛍が飛んでいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 100回到達、おめでとうございます~(●´ω`●)♪ 素晴らしい(o´∀`)b まさに継続は力なりですね~♪(*ゝω・*)ノ [一言] 投稿がんばられてますね♪(●´ω`●) 応援しており…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ