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空に憧れた少年  作者: アオバ
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第2話

アオバです…ごめんなさい…

やっぱりこっちを先にあげることにしました…

まあ、リクエストがあったからねしょうがないね?


入学式から数日が経った、宏樹のおかげもありクラスでは月原さんと一緒に毎日を楽しく過ごしている。

そんな日常のある日、この学校ではそこそこ有名なイベントがやって来た。それは、一年生の仲を深めようということでクラスごとに別々のレクをする、通称"クラス交流会"。

うちのクラスは、担任の先生曰く「高校生といえば青春だろ!」ということで、男女一組でお題をクリアするというなんとも合コンとかで有りそうなクラス交流会とはかけ離れた物に決まってしまった。

あの先生…本当に大丈夫かな…?

そんな不安はひとまず置いておいて、問題は男女一組のペアだった。

正直、男子の友達も少ないのに女子の友達なんて月原さん以外に居るわけがない…

しかし、その月原さんはクラスの色々な男子からの誘いが来ていた。

あんなにペアを組みたい人がいるのなら僕は選ばれないんだろうな…

そう思いながらそのやり取りを見ていると、月原さんが小走りでこっちへ向かってくる、

「どうしたの…?

みんなと話さなくていいの?」

「その事なんだけどさ…

優希くんってもうペア決まった?」

…?なんでこんなに焦っているんだろう…?

「いや?まだ決まってないけど…」

その一言を聞くと、月原さんはさっきの焦った顔とは違い明るく嬉しそうな顔になり、

「本当に!?じゃあ私とペア組まない?」

その一言で、クラスは騒然とする。

それはそうだ…

いくら仲がいいとはいえ、クラス一と言っても良いほどの少女がクラスの大半の男子からの誘いを断りインキャラっぽい冴えない男子を選んだのだから。

「実は私…男子が苦手なんだ…だからあんまり話したことない男子よりも優希君みたいに仲のいい人の方が落ち着くし…ダメ…かな?」

「僕も月原さんと組みたいと思ってたし…僕はいいよ」

そういうと、月原さんは少し顔を赤くして

「えっ?そうなの…?」と、ニヤニヤし始める…

どうしたのだろう…?

「えっと…僕変なこと言ったかな…?」

自分が変なことを言ったから変な反応をしたのかと思い、そう言った僕に月原さんは…

「全然!そんなことないよ!

…むしろ…ちょっと嬉しい…し…」

「ごめん、最後の方何て言ったか聞き取れなかった…なに?」

「なんでもない…!

とりあえず、交流会よろしくね!」

そう言い残すと、相手の決まった女子のグループに入っていった。

やっぱり面白い子だな…なんて、思いながら、いつも通り日常を過ごして1日を終える。

そして、その日の夜。

宏樹から、電話がかかってくる。

「もしもし」

「あー、もしもし優希か?

クラス交流会一組はペアゲームだよな?

だれとペア組むんだ?」と、聞いてきた…いったい何処から情報を仕入れたんだろう…まあ、同じ学校だし知るのは簡単か…そんなどうでもいいことを考えながら適当に宏樹の質問に答えた。

「月原さん」

そう答えると、電話の向こうで宏樹が変な声をあげた…

「どうしたの…?」

「お前あんだけ月原さんを誘う男子がいたのにペア組めたのか!?まさか…無理矢理…」

「いや?月原さん男子が苦手で知らない男子と組むより仲良い人の方がいいからって」

すると、宏樹は納得すると同時に、

「じゃあ…俺この間余計なことしたかな…?」

多分、この間とは恐らく入学式の事だろう。

入学式に男子が苦手な月原さんにいきなり話しかけたから、迷惑をかけたのではないか…

そんな所だろう、だが…

「月原さんは気にしてないと思うよ?」

とっさにそんなことを言ってしまう…

自分の意思とは別に…すると、

「なんだなんだ~?そんなこと言うタイプじゃないのに…まさか…お前月原さんのこと好きなんじゃ…?」

…僕が月原さんのことが好き…?

そんなこと今まで考えたこともなかった…

でも、そう言われてみると…

ある…かもしれない…

月原さんを見ているとなんだか嬉しくなる。

なんでかは…ついさっきまでの僕には分からなかったが、いま思えばそういうことだったのだと思える。

そっか…僕は月原さんのことが好きなんだ…

「おーい?優希聞こえてるかー?」

その一言で、我にかえる。

「うん…ごめん…少しボーッとしてた…」

「大丈夫か?明後日は交流会だし体調崩さないようにしろよ?じゃあもう切るわ、おやすみ」

「うん、おやすみ」

明後日か…なんだか凄くモヤモヤする…

月原さんと、二人で…そう思うだけで落ち着かなくなってしまう…でも嫌な気はしない。

こんな気分になったのは生まれて初めてだ。

落ち着くために部屋の窓を開けて空を見上げる。

季節はまだ春なので少し肌寒いが、星空が綺麗に輝いていたのでそこまで気にはならなかった。

いつも見ると魅入ってしまう空だが、この日は空よりも月原さんのことばかり考えてしまう…

明後日…告白してみようかな…

そんなことを思いながらも僕はゆっくりと、眠りついた。

いかがでしたか?

なんか投稿ペースが落ちてきました…

成長はしないのにね…

悲しくなりそう…w

それでは、また次の投稿で…

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