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序章~第二章

序章 「プロローグ」


僕には夢がある。

それは空を飛ぶこと。

皆は「無理」って言うけれど僕の思いは変わらない。

だってこの夢は――



第一章 「夢」


「…父さん…」

僕は毎日、同じ夢を見る。

一年近く前から見る、不思議で少し悲しい夢。

目を覚ますと必ず泣いている。

僕の父さんは小型飛行艇「スカイ・バード」の試運転時に原因不明の事故で死んでしまった。

結局父さんの死因は誰にも分からず、「ガソリンが漏れエンジンに引火した」とされてしまった。

空を飛ぶことが夢だった父さん。

僕に色々教えてくれた父さん。

優しく笑いかけてくれた父さん。

僕はそんな父さんの夢を受け継いだ。



第二章 「はじまりの手紙」


月日が経ったある日、僕の家に一通の手紙が届いた。

差出人、住所共に不明の謎の手紙だった。

僕はサクラを呼んで手紙の封を切った。

手紙にはこう書いてあった。


―勇敢なる天空の騎士と麗しの深海の巫女へ

古の光放たれし時、黄金の羽根輝きし時、それは古の合図    古の守り神―


「何…?これ…」

僕もサクラも何のことやら、ちんぷんかんぷん。

「きっと悪戯だよ」

しばらくして僕は言った。

「前にも何回か同じようなことがあったんだ」


僕が一人でこの家に暮らしていた頃、近くの町に住んでいる子供たちがよく悪戯をしに来ていた。

その子たちは親にすぐにばれて謝りに来ていたっけ。


「へぇ…、そんなことがあったんだ」

「うん、だけどもう子供たちも来なくなって…、懐かしいなぁ…」

目を細めて微笑む。

「本当なら怒るべきなんだろうけど…、何だか嬉しくて。…僕って変かな…?」

「スカイらしくて良いんじゃない?」

いつものように笑って答えるサクラ。


「さぁ、今日も頑張るわよ!」

気合いを入れるように立ち上がりながら言った。

「うん、そうだね」

手紙を折り畳み、ポケットに入れ頷いた。


悪戯だと思っていたこの手紙にはある秘密が隠されていた。

そして僕たちはこの手紙を巡って壮大な大冒険をすることになる…。

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