主人公達
相崎久炉
一年一組。女子寮七〇六号室。生徒会長。やる気がない、だらしがない、教師のいうことを聞かない、という“要職に向かない三ない性格“を持つ。口先と見栄、周りの協力により生徒会を運営していく。マスクを外して面と向かって会話できない程度のコミュ障だが、人前で話すのは平気なため苦労はしていない。
炎熱の特殊魔法【炎天】を使う。
海野名月
一年三組。女子寮六○八号室。生徒会副会長。飼育委員も兼任している生物オタク。普段は冷静だが、動物や昆虫が絡むと衝動性を垣間見せる。感情が高ぶると関西弁が言葉に混じる。奇声を上げる癖があり、時折人の物とは思えない声を上げる。生徒会の仕事はきちんとこなすが、たまに飼育小屋に籠ることがある。
虫の創造魔法【蠱毒】を使う。
新條衣琉
一年一組。女子寮六○一号室。生徒会書記。うゆっ、という独特な口癖がある。普段は抜けているが、抜け目ない発言をすることがある。他の役員と比べると幼い性格だ。生徒会の事が辛くなると魔法で逃亡したりと、少し逃げ癖がある。また、調子に乗って夜更かしをすることも多く、授業中に惰眠を貪っている。
亜空間移動の特殊魔法【綺羅星】を使う。
迷原蒼冱
一年二組。男子寮六○五号室。生徒会庶務。偶然生徒会のトラブルに関わったことから役員となった。真面目で責任感が強い。戦闘力が高く、戦闘員としての加入だったはずが衣琉や名月の仕事を押し付けられるようになってしまっている。中学から付き合っている彼女がいる。
雹の属性魔法【凍風】を使う。
矢文咲
一年四組。女子寮六○一号室。図書委員長。大人し目な外見だが、少し落ち着いた綺麗な声を持つ。与えられた仕事をこなす傍らで、合唱部の活動にも参加している。人助けが好きで、時折生徒会の仕事や飼育委員会の仕事を手伝っている。
歌の波動魔法【玉音】を使う。
禹佐田摩胡
一年四組。女子寮六○八号室。飼育委員長。名月の幼馴染。名月とは逆に明るい性格で、人を笑わせたり、元気にすることが好き。また、そのために開発した“儀式”という名前の踊りを普段から踊りだす癖がある。委員会の仕事にも真摯で、よく名月を先生に動物の勉強をしている。
盾の創造魔法【金剛石】を使う。
流神東夜
一年二組。女子寮五○三号室。保健委員長。非常に真面目で優しい性格で、保健委員としての勉強を重ねている。自分の魔法で人を助けることができるのが嬉しいらしい。魔法の反動と元からの体力的な事情により、睡眠時間が非常に長く、気が付いたら自前のブランケットや枕で寝ていることがある。
雨津花火
一年二組。女子寮七〇六号室。背が高く、美人でもありカッコよくもある。髪を染めていたり、服装に気を使ったりと洒落っ気がある。外見とは裏腹に穏やかな性格。時折生徒会の活動を手伝っている。面倒見がよく、人望もあるため友人が多い。
広瀬梳玖
一年一組。女子寮七○五号室。将来の夢は伝説のエロゲーマーというよくわからない生徒。生徒会女子とのトラブルの末、久炉の友人となり、日常生活でも共に行動するようになるが、名月のことは少し苦手に感じている。趣味はエロゲ。鳴き声もエロゲ。
物を貼り付ける波動魔法【磔】を使う。
芙北妖華
一年一組。女子寮七○三号室。久炉のクラスメイトで普段から行動を共にする友人。明るく真っ直ぐな性格だが、久炉とは相性がいいようである。幼いころから抱えている特異体質があり、それを魔法に生かすことができるが、あまり人には見せたがらない。
音久里神奈
一年五組。男子寮五〇八号室。神出鬼没な男子生徒。少し中性的な雰囲気を持つが、背が高いため女子と間違われることはない。気になったことを追及するタイプで、学園の謎を解き明かすため、久炉に協定を持ちかけた。