足元を転がる毛糸玉と毛玉たち
雨歌を聞きつつ灰色の花を幾つも紡ぐ。
其の度転がる毛糸玉に二つの毛玉も右往左往。
クスクス笑えば子犬は主を見上げ首を傾げる。
あにの視線を追った子猫は直ぐ毛糸玉に戯れ出す。
或る日飼い犬は目も開かぬ子犬を咥えて来た。
拾い食いもしないよい子だが、投げた大好きなオモチャでなくコドモを?
次に咥えて来たのは……。
ちょ、お前、ソレ犬じゃないよ!?
否、結局、可愛くて飼ってるが。
以来、種族を越え仲良しきょうだいである。
雨歌を聞きつつ灰色の花を幾つも紡ぐ。
其の度転がる毛糸玉に二つの毛玉も右往左往。
クスクス笑えば子犬は主を見上げ首を傾げる。
あにの視線を追った子猫は直ぐ毛糸玉に戯れ出す。
或る日飼い犬は目も開かぬ子犬を咥えて来た。
拾い食いもしないよい子だが、投げた大好きなオモチャでなくコドモを?
次に咥えて来たのは……。
ちょ、お前、ソレ犬じゃないよ!?
否、結局、可愛くて飼ってるが。
以来、種族を越え仲良しきょうだいである。
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