表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さっちゃん  作者: 菜乃香
3/10

勘違い

 「ほらほら、みんな席に着きなさい。山野さん、怖い話をするのは結構だが、チャイムが鳴ったら座るようにして下さいね?」


 先生は50歳のベテラン教師で生徒にもよく好かれていました。


 山野というのは、彩音ちゃんの苗字になりますな。


 「はぁ〜い! ごめんなさい。」




 そしてこの日の夜のことです。


 彩音ちゃんの話を信じ込んでいた…というより、『さっちゃん』に来て欲しくなかったクラスのみんなは、枕元にバナナの絵を置いて寝ました。


 皮が半分むけているバナナ…何個もつながっているバナナと、それぞれ違います。




 なんとも可愛らしい絵ですね〜…おっと、これは失礼しました。


 しかし、これで油断してはいけません。


 バナナを書いて寝なかった子が1人いました。


 誰だと思います…?    そう、彩音ちゃんです。


 『作り話だから…』とか、『信じてないから…』とか思っていたのでょう。


 その時の彩音ちゃんの気持ちは誰もわかりません。


 ただ、彩音ちゃんはなにか勘違いをしています。


 『さっちゃん』は、本当にいるんです…。




 彩音ちゃんは、ふと目が覚めました。


 時計を見ると、まだ夜中の2時。


 …そのとき、どこからともなく歌声が聞こえてきました。

              

 小さな女の子の透き通るような歌声…。                                                          

                                                       



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ