第9話 ピクニックとサンドイッチ
ゆるやかでほっこりした日常系の話を書いてます。
1話あたり2~3分で読める短いショートショート形式で、基本的にどの話からでも楽しめるようにしていく予定です。
楽しんで読んでもらえると嬉しいです。
今日は空お兄ちゃんと葵お姉ちゃんと一緒に、待ちに待ったピクニックの日。
リュックには、大きなお弁当を詰め込んで、わくわくしながら家を出る。
「わー、公園にはお花がいっぱい!」
広い芝生の上に咲く小さな花々を見つけて、私は思わず駆け出した。
まずは花冠作り。
タンポポやシロツメクサを摘んで、細い茎をそっと編んでいく。
「ここをちょっと引っ張ると、きれいに編めるよ。」
葵お姉ちゃんが優しく教えてくれる。
私は必死に茎を絡めて、小さな花冠を完成させた。
水たまりに映る、自分の姿を見てにっこり。
かわいい花冠をつけた私、なんだかちょっぴりお姫様みたい!
ベンチで本を読んでいた空お兄ちゃんが、私の花冠に気づく。
「似合うな。」
褒められた言葉に胸がきゅんとして、思わずにっこり笑う。
空お兄ちゃんに褒められて、すごい嬉しい。
次は小さな花束作り。
まずは空お兄ちゃんにあげる分から。
色とりどりの花をまとめて、心を込めて束ねる。
「空お兄ちゃん、どうぞ!」
差し出すと、空お兄ちゃんは少し驚いた顔をして、でもすぐににこっと笑った。 「ありがとう、美羽。きれいだな。」
喜んでもらえた嬉しさに、胸の中がぽかぽかと温かくなる。
続いて葵お姉ちゃんの分も作る。
「どうぞ、葵お姉ちゃん!」
「美羽ちゃん、ありがとう。すごくきれい。」
お姉ちゃんの笑顔を見て、達成感で胸がいっぱいになった。
遊んだ後は、お待ちかねのお弁当タイム。
レジャーシートを広げ、三人で並んで座る。
サンドイッチはふわふわのパンに、卵とハム、レタスがたっぷり。
一口かじると、卵のまろやかさとハムの塩気、レタスのシャキシャキ感が口いっぱいに広がった。
「とっても、美味しい!」
空お兄ちゃんも「うん、美味しいな」と頷き、葵お姉ちゃんもにこにこ笑ってくれる。
青空の下で、花冠に花束、そしておいしいお弁当。
あっという間に夕方になって、楽しい時間は終わってしまうけど。
また、みんなでピクニックに行きたいな。




