第二十五章7 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト2】7/第03班/【第3覇王/サード・オーバーロード神殿】の招待07
【ピンク・シニョリーナ】と【締印】のコラボレーションには一種の恐怖すら感じる所はあるが、案内された所は割とまともな所だった。
場所だけは・・・であるが・・・
【ピンク・シニョリーナ】は何やら企んでいる。
それを阿吽の呼吸で、【締印】もそれに協力しようと思っている様だ。
では、【ピンク・シニョリーナ】は、何を考えているか?
それは、
《【締印ちゃん】・・・ダーリンとえっちぃ事したいのでよろしくにゃん・・・》
と思っていた。
【締印】は、
《任せるのだ。
【ピンクちゃん】と【芳一君】をラブラブさせる様に導くのだ》
と思っていた。
2人は相談していない。
なぜなら今回初対面だったのだから。
にも関わらず、お互いの考えが解るようになっていた。
似たもの同士のシンパシーというやつだろう。
それを何となく察したのか・・・【芳一】は、
「ぶるぅぅぅ・・・
さ、寒いな・・・
何か急に寒気が・・・」
とつぶやいた。
【芳一】は身の危険に対する事には敏感である。
だから、何となく感じ取ったのだ。
【芳一】、
【ピンク・シニョリーナ】、
【締印】、
三者三様に第六感の様な物を感じていたのだった。
さて、案内された場所についてだが、この【第3覇王/サード・オーバーロード神殿】で行くべき場所であり、それは繰り返す事になるが、【第3覇王/サード・オーバーロード神殿】特有の場所でその2つの特徴は、
1つ目は、【ショップ/店】であり、
2つ目は、【工場】/【伝統工芸】などのアートである。
と言う訳で、【第3覇王/サード・オーバーロード神殿】で盛んになっている【店】や【工場】などを廻ってみようと言う事になったのだ。
もちろん、【締印】は、【ピンク・シニョリーナ】のリクエストに応えて、【芳一】と【ピンク・シニョリーナ】がエッチな事になる様な物を主に紹介しようとしている。
【芳一】と同じ【第10覇王/テンス・オーバーロード】の権利も持っている【パズル】が後で訪ねてくる事になるだろうが、その時は別の物を紹介するだろう。
【芳一】達に対しては特別仕様のえっちぃバージョンという事である。
ただし、【ピンク・シニョリーナ】と【締印】の間には多少、認識の違いもある。
【ピンク・シニョリーナ】は、あくまでも自分と【芳一】がエッチな展開になると言うものである。
それに、対して【締印】の認識では、ここに来ている、
【ピンク・シニョリーナ】、
【ヴィナフェリア】、
【ミリア】、
【レリア】、
全員が、【芳一】とイチャイチャしたいと思っている。
なので、紹介する物は、【ピンク・シニョリーナ】専用ではなく、4名全員に対してである。
そこが、【ピンク・シニョリーナ】にとっての誤算になるのだが、【芳一】にとっては、1名が4名に変わった事以外同じ事だった。




