第二十五章6 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト2】6/第03班/【第3覇王/サード・オーバーロード神殿】の招待06
『にゃはははははっ』
『えへへへへへへっ』
『にょほほほほほっ』
『うひひひひひひっ』
『にゅふふふふふっ』
『あははははははっ』
と色んな笑い方で笑い合う。
理解は決して出来ないが、【締印】と【ピンク・シニョリーナ】だけに通じる独特のコミュニケーションアクションの様だ。
少し、
『・・・』
『・・・』
と黙ってにやけあったかと思うと、また、
『にゃはははははっ』
『えへへへへへへっ』
『にょほほほほほっ』
『うひひひひひひっ』
『にゅふふふふふっ』
『あははははははっ』
と笑いだし、また、
『・・・』
『・・・』
と見つめ合う。
そして、またまた、
『にゃはははははっ』
『えへへへへへへっ』
『にょほほほほほっ』
『うひひひひひひっ』
『にゅふふふふふっ』
『あははははははっ』
と笑い合う。
そんな事を繰り返している内にどんどん仲良くなっている印象があった。
【締印】と【ピンク・シニョリーナ】。
2名は、ものの10分もしない内に、昔からの親友同士の様な関係となった。
今なら、【締印】は【ピンク・シニョリーナ】の出す無茶苦茶な注文を全て叶えてしまいそうな雰囲気だった。
【ピンク・シニョリーナ】は、
『【締印ちゃん】、【締印ちゃん】。
ここで一番面白い事、教えてちょうだいにゃん』
と言った。
【芳一】は、
『ぴ、【ピンクちゃん】、失礼だって。
相手は、【第3覇王/サード・オーバーロード】なんだから』
と言うが、【締印】は、
『大丈夫なのだぁ。
【ピンクちゃん】は無礼講なのだぁ~。
問題ナッシング』
と言った。
【芳一】は、
(あぁ・・・こりゃ、駄目だ・・・)
と【ピンク・シニョリーナ】に礼儀を強制するのを諦めた。
もう、なる様にしかならないと思ったのだ。
2名のトリックスターが力を合わせる時、
それは、倍ではなく累乗の変化となって現れる。
そんな恐怖もあった。




