第二十五章57 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト2】57/第01班/【第1覇王/ファースト・オーバーロード神殿】の招待27
【芳一】と【ヴィスクドゥオール】は宴会場から少し離れた位置に来た。
【芳一】は、
「それで話と言うのは?」
と聞いた。
【ヴィスクドゥオール】は、
『改めて自己紹介させていただきます。
私の名前は【ヴィスクドゥオール】。
【女理院】を守りし者。
【女理院】とは分かり易く言えば、【国宝】にあたる物になります。
国ではなく、星単位なので【星宝】と言った方が正しいのかも知れませんが。
貴方の住む【地球】でも通じるとは思いますけど、【英雄色を好む】と言う言葉があります。
【宇宙】でも覇権を望む者の中の1つの夢として全ての【女性】を手に入れると言う思考を持つ者が少なからず存在します。
それは太古の昔からある考え方であり、それが1つの芸術として昇華したものが、【女理院】と言う作品群になります。
大きく分けて3つ。
全ての種族の【女性】が描かれた女性型【曼荼羅】でもある【女様姿】、
同じく全ての種族の【女性】が彫られた【彫刻】である【娘舞宴】、
同じく全ての種族の【女性】がそれをイメージした【グランド・アトリビュート】と共に彫刻もしくは絵画として表現され、1つの建物の中に表現されている【姫嬢殿】、
この3つの【芸術】は、男性の強者にとっての【絶対覇権】を象徴する【三大グランドアート】とされ、【女理院】に奉納されています。
そして、代々、それを守る者は、純潔の乙女であるとされています。
私が、第132496代、【神純潔の乙女】となりました【ヴィスクドゥオール】です。
そして、この【女理院】を狙う不届き者が居ました。
それが、【フェイマス・グローリー】と言う男でした。
女好きであるこの男は、【絶対覇権】を持つ男性以外男子禁制である【女理院】の所有権を主張し始めていました。
私はそれが許せなかった。
それが、【パズル様】に組した理由です。
【女理院】とは神聖なる【乙女】のための【殿堂】です。
邪な心に満たされた男が貪る場所ではありません。
貴方はどうされるのですか?
【第10覇王/テンス・オーバーロード】の権利を得た貴方にはその権利が発生した。
【フェイマス・グローリー】はその権利を行使しようとしていたが、それは未然に防げたのでそれは良かった。
でも、貴方はどうなのか?
【パズル様】は女性だから問題はありません。
でも、貴方は?
返答次第ではここで差し違えても・・・』
と深刻そうに独白した。
【芳一】は、
「あ、そう言うの大丈夫だから。
そう言うものに興味あったら自分で作る方だから。
誰かのものを取ろうとは思わないよ。
話はそれだけ?
じゃあ、戻ろうか?」
と言った。
【ヴィスクドゥオール】は、
『・・・それだけですか?
私は結構、決死の覚悟で話したのですが?』
と言った。
【芳一】は、
「僕は大事にしている人が居る物を強引に奪ったりしないよ。
見たら欲しくなるかも知れないからね。
見ない事にするよ。
知らなければ欲しがる理由もないだろ?
それが、僕の誠意と受け取って貰えれば幸いかな?」
と言った。
【ヴィスクドゥオール】は、涙を流し、
『ありがとう・・・ございます・・・』
と言った。
【芳一】は、
「ごめんね。
泣かせるつもりは無かったんだけどね。
さ、涙をふいて。
これじゃ、宴会に戻れないよ」
と慰めたのだった。




