第二十五章54 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト2】54/第01班/【第1覇王/ファースト・オーバーロード神殿】の招待24
【梁平】は早速宴会を開いた。
未成年などでアルコールが飲めない者も酔ったような気持ちよさの味わえる【酒似汁】と言う独自の飲料水もあり、楽しく過ごせた。
【梁平】は酒に弱いと言うのが解った。
すっかり酔っぱらった【梁平】は、
『【唯野 芳一】は凄い男であ~る』
と叫びだした。
【芳一】は、
「ちょっと・・・
やめてよ、恥ずかしい・・・」
と言った。
『黙れ【芳一】。
何が凄いかって?
それは、その発想力であ~る。
人知の及ばない何かを見る力がある。
それを人にも解るのに翻訳するのは難しいが、無数にそれらが存在している事を彼は知覚しているのであぁ~る。
【全て以外】、それに【世界他外】などの【宇宙】の上の単位の発明。
どれも俺は凄いと思った。
だが、なめるなよ、【芳一】ぃぃぃ~。
俺も【第1覇王/ファースト・オーバーロード】と呼ばれる男。
そのくらいの発想は俺にも出来る。
知ってるか、【芳一】ぃぃぃ~。
【全て以外】・・・
あんたは、森羅万象の全てに大してそれ以外という言葉が出来ると言う事はそれはあると証明してみせた。
確かに凄い。
でもなぁ~【全て以外】の外もあるって知ってるか?
知らないだろぉ~?』
「いや、知ってるよ。
【全て以外】の外・・・
っていうか外っていうのとはちょっと違うけど、【全て以外の意味違い】だろ?」
『何でお前、知ってんだよぉぉぉ~。
せっかく自慢しようと思ってたのにぃぃぃ~
じゃあ、どういう事か説明してみろよぉぉぉ~』
「絡み酒が凄いな・・・
まぁ、いいや。
簡単に説明すると【全て】と【全て以外】で全部じゃないって事だよ。
【全て以外】以外と言う言い方をするときりがない事になる。
【全て以外以外】、【全て以外以外以外】ってな感じでドンドン増えてしまう。
でもそう言う単純な事じゃなくて、別の意味が存在する。
それに言葉と意味を与えるとすれば、【全て以外の意味違い】になる。
簡単な例を挙げて説明すれば、日本という国から見た、【英語】の【言葉違い】は【外国語】などで現される。
でも【外国語】は【英語】だけじゃない。
【フランス語】、【イタリア語】、【ドイツ語】、【スペイン語】、【ポルトガル語】、等々、様々な言葉が存在する。
つまり、【外国語】と【英語】はイコールじゃない。
かならず、【外国語】で【英語】の範囲からもれた言葉が存在する。
それと同じ様に、【全て】と【全て以外】にもそれからもれた何かが存在するんだ。
だから【全て以外】以外などを【全て以外の意味違い】と僕は表現している」
『俺よりいい答え出すなよなぁぁぁ~。
俺の立場がねぇだろがぁぁぁ~』
「鬱陶しい。
勘弁してくれ」
と言う話になっていた。




