第二十五章44 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト2】44/第01班/【第1覇王/ファースト・オーバーロード神殿】の招待14
【芳一】達が2つ目の【神殿】に【パズル】達より先に着いた。
【神殿】に着いた頃にも【パズル】達はまだ3つ目の【神殿】の【ミッション】に挑戦中だった。
このアドバンテージを確保したまま1つ目の【神殿】に着けば、【パズル】達が着くまでの間、【梁平】から特別な何かを見せてもらえるはずである。
2つ目の【神殿】の担当は、【中村 由比】と言う女性だ。
【由比】は、
「ようこそ、2つ目の【神殿】へ。
この2つ目の【神殿】担当の【中村 由比】と言います。
では10枚のカードから1枚引いて下さい。
そのカードに書かれたミッションをクリアしたらあちらに向かって下さい。
突き当たりが1つ目の【神殿】になります。
マスターが待っています」
と言ってカードを10枚出した。
【芳一】は、気を利かせて、
「【フェアリアちゃん】やる?」
と言った。
ここまで他のメンバーは挑戦して来たが、【フェアリア】だけはやっていない。
それで【芳一】は【フェアリア】に振ったのだ。
【フェアリア】は、
「拙者でかまわないでござるか?」
と聞いた。
【芳一】は、
「最後、決めちゃってよ」
と言った。
【フェアリア】は、
「ならば・・・」
と言って一枚引いた。
【フェアリア】が引いたカードは、
【ミッション/ここには無い新しい趣味を作れ】
だった。
【エンジョイ・パーティー】と呼ばれる様々な特殊な【趣味】を持つとされる集団日からを入れているため【趣味】を披露するというミッションになっている。
一見難しそうなミッションだが、【フェアリア】は【芳一】と互角の想像力を持つ女性である。
どんな趣味が展開されているか確認するまでも無く、誰もやっていないと思われる趣味を瞬時に作り出して見せた。
【フェアリア】は、
「【組み替え小説】と言うのはいかがでござるか?」
と言った。
【由比】は、
「それはどの様な趣味でしょう?
ご説明いただけますか?
既にあるか無いかを判断いたしますので」
と当然の質問をした。




