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第二十五章4 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト2】4/第03班/【第3覇王/サード・オーバーロード神殿】の招待04

 さて、【第3覇王/サード・オーバーロード神殿】の簡単な情報はそれくらいにして、そこを訪れる、【第03班】について追っていこう。

 【芳一】は、

「じゃあ、みんな行くよ・・・」

 と声をかける。

 何やら、【芳一】の所で話し合いの様なものが行われていたらしく、妻同士の上下関係が生まれている様な気がする。

 では誰が上位で誰が従う様になったのか?

 実力で言えば、間違い無く、【ヴィナフェリア】だが、この班のリーダー格にはなって居なかった。

 理由は2つあり、【ミリア】と【レリア】は、作り出した【フェアリア】と【祈清】の内、【祈清】によって、【ヴィナフェリア】と格差を付けられた事があるのだ。

 【ミリア】と【レリア】は、元の人間である【フェアリア】より格下の美貌と評価されたのに対して、【ヴィナフェリア】だけは130パーセントの美貌と評価され、特に姉の【ミリア】はそれをいまだに根に持っていた。

 妹の【レリア】もその意見に賛同していると言う感じだ。

 つまり、【ミリア】と【レリア】の反対にあい、【ヴィナフェリア】はトップとは認めてもらえない。

 また、【ヴィナフェリア】自身が【覇王杯/オーバーロード・カップ】で【芳一】に負けた理由でもある積極性の無さで自分は人形の様だと思って居る節がある。

 そう言う理由で【ヴィナフェリア】を推す者が居ないのだ。

 では誰が上位になったか?

 強気の【ミリア】か?

 それとも奥ゆかしさで【レリア】か?

 答えはそのどちらでもない。

 全く、ノーマークだったダークホース、【ピンク・シニョリーナ】が上位に躍り出ていた。

 実力的には4名の中では最弱であるとも言える【ピンク・シニョリーナ】が何故トップに?

 理由は簡単である。

 他の4名の【上位超謎創想結師】にもあった彼女に対してあった劣等感だが、【ピンク・シニョリーナ】は【芳一】と付き合っていた事があったと言う事になっている。

 なので、【ピンク・シニョリーナ】が、

『あの頃は楽しかったにゃん。

 【ダーリン】は、【ピンクちゃん】の肩を抱き寄せてこう語ったにゃん。

「可愛いね。

 いつも綺麗で居てくれてありがとう。

 愛しているよ」

 と。

 その時、【ピンクちゃん】は嬉しくて泣いちゃったにゃん』

 と嘘八百のでまかせ想像劇場を語ると、

 【ヴィナフェリア】は、

『そう・・・

 うらやましい・・・』

 と言い、『ミリア』は、

『それで・・・

 それで、どうなったの?』

 と興味津々である。

 【レリア】は、

『お姉様、はしたないです』

 とは言うものの、聞き耳を立てているのは明かだった。

 と言う訳で【芳一】との恋愛に興味を持っている、

 【ヴィナフェリア】、

 【ミリア】、

 【レリア】、

 の3名は間違った認識で【ピンク・シニョリーナ】に対して、羨望のまなざしを向ける様になっていたのだ。

 と言う訳でこの班は【ピンク・シニョリーナ】がヒエラルキーのトップに立ち、取り仕切っていると言う状態になるのである。

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