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異世界で俺が史上最悪の独裁者になるまで 〜転生先は貧弱な田舎貴族。しかし肉体強化魔法と転生前の知識で成り上がる波瀾万丈の物語〜  作者: 蒼一朗


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第35話 信頼と成長

 遠征から帰還し、近衛兵長であるヴォルフガングとともに、王に報告することになった。王子の護衛遠征についての詳細だ。王の前に立つと、ヴォルフガングが、淡々と今回の出来事を語り始めた。そして王に提案する。


「王子の護衛に、レオンたちの機動力が大いに役立ちました。今後も、彼らが王子の護衛を担うべきかと」


 それを聞いた王は、まるで待ってましたと言わんばかりに、ニヤリと笑った。あの顔を見ると、少し気味が悪い。それでも、俺の方を向き、言葉を投げかけてくる。


「さすが私の見込んだ男だ。これからもよろしく頼むぞ、レオン」


 王は機嫌が良かった。これから宴会でも開きそうな勢いだ。逆に、王のまわりにいた高官どもは違った。彼らの冷たい視線を感じる。彼らからすれば、田舎貴族の次男坊である俺が、王から名指しで褒められるのは面白くないだろう。だが俺にとってはどうでもいいことだ。

 王への報告が終わると、ヴォルフガングが俺に近づき、低い声で頼み込んできた。


「レオン、近衛兵たちにお前のミュラー流剣術を教えてくれないか。俺たちにもあの強さが必要だ」


 俺も当然その提案を受け入れた。同時にヴォルフガングに頼みたいこともあった。


「もちろんだ。だが、俺たちも学びたいことがある。集団戦術だ。近衛兵のように統率された戦い方を勉強させてほしい」


 ヴォルフガングはうなずいた。こうして、俺たちは互いに教え合うことを決めた。

 次の日から訓練が始まった。俺は近衛兵にミュラー流剣術を教え、彼らは俺たちに集団戦術を教えてくれた。最初はお互いに遠慮があった。だが、次第にそのわだかまりも消えていった。互いを認め合うようになり、少しずつ仲間としての信頼が芽生えていくのを感じた。


 この時俺は、確実に俺たちの力が融合し、より強力な部隊が生まれる予感がしていた。この時は、そんな手応えを感じていたんだ。


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