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Episode1-3

「軍部警備部宮廷警備隊第13班」



マナとの別れから半年後。

朝の柔らかい陽が地面を照らす宮廷の中庭で、ミオはその一角に設置された掲示板から自分の名前を見つけ出すと、それに続く文字の羅列を口にした。


どうやら、そこが今度の配属先らしい。


「──警備隊に13班なんてあったっけ?」


視界にひょっこりと顔を覗かせたのは、以前の部署で一緒に働いていたリンだった。


「んー、軍部って人も部署も一番多いからねぇ」


宮廷の人事はミオたち侍女も含め毎年、年の初めに発表されていた。が、今年は年初ではなく1年も折り返しという中途半端な時期に行われた。


戦争に一区切りがついたことで、マナのように祖国へ還ったり、田舎へ帰ったりと、軍はもちろん宮廷に出仕していたそれなりの人数が辞めるなどしたという。


今回の人事発表はそれによって生じた人員補充や、過不足を均すのが目的だ。

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