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Episode1-29

とはいえすぐに何かが変わるわけではなく、

あの日から──少なくともミオが勤務時間中にティリアが執務室に姿を現すことはなかった。




「ティリア様? もちろん知ってるわよ! だって有名人じゃない」

ある日、またベルテの本が山を築き始めていたので読まない本を抱え、ミオは図書室に来ていた。

「有名人?」

そこにはちょうどリンもいて、手が空いていたので棚に戻す作業を手伝ってくれることになった。

「そう。上級貴族名門ウィンクフット家のご令嬢。ちなみにお兄様は軍部の長官よ」

「軍部の長官!?」

思わず大きな声を出してしまい、リンにシッと注意される。

ミオは今度は声を潜めて、謝罪した。


「だって、軍部ってあの軍部でしょ。国で一番大きな組織の偉い人の妹ってことでしょ!」

「だからそう言っているじゃない。だからね、ティリア様が指揮する隊は、妹のために新設したんじゃないかって言われてるの」

それに、と一段と声を潜めたリンに促されるようにミオは一歩距離を詰めた。


「一緒の隊にいるお二人、どちらが結婚相手にふさわしいかを試しているんじゃないかって言われているの」

「けっ・・・・・・こん!!」




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