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Episode1-15

「──出て行ってくれ」



最後まで言い切らないうちに、ティリアは言った。

その冷たくて、鋭い口調にミオは頭を下げることもなくティリアを凝視する。



「ちょっと、ティリア!」

「聞こえなかったか、出て行ってくれと言ったんだ。二度も同じことを言わせるな」

頭が真っ白になって、ミオは言葉が出ない。


「設立からずっと、この部屋に侍女なんていなかっただろう。それを今さら」

「──ティリア。それは今までの話だ。()()のことだ。今は違う」

それまで、話を聞くだけだったベルテもさすがにと口を開く。


「だから何だ? この隊の隊長は私だ。隊の意向は私が決める」

何か言わねば、とミオは言葉を探すが何も浮かばない。

助けを求めるように、視線をソルファへ向けるが彼もまた困ったように額を手で覆っている。


「何より──」

誰も言い返す言葉を口にできないままでいると。ティリアはさらに続けた。




「私は、異民族が嫌いだ」

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