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Episode1-12
呆れたように笑ったベルテに釣られて、ミオも苦笑する。
確かに、最初の仕事が床に散らばった本を拾うなんて、予想外だ。
部屋は中央にベルテが寝そべるソファーと、テーブルそして一人用のものが二脚。
おそらく、これは応接用だろう。
そしてそれらを囲むようにして、執務机が三つ。
中でも中央の机は、数枚の書類と手紙が置いてあるだけでさっぱりとしている。
対して、また別の机にはもはや天板が見えないほどの本や書類が山を築いている。これは間違いなくベルテの机だなとミオは思った。
軍部と聞いていたから、もっと荒れたイメージをしていたがベルテの机と崩れた本の山を除けばとてもきれいに整えられていた。
ちょっと埃っぽいのは、さっきの雪崩で舞い上がったせいだ。
貴族の使う部屋だけあって、庶民のそれよりずっと上等な家具や装飾品が並んでいる。
うっかり傷でもつけようものなら、一年分の給与では足りないだろう。




