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Episode1-10
「よろしくね。僕はソルファ・フゥ・ガルテン。で、こっちは・・・」
「・・・・・・」
金色の目の青年──もとい、ソルファは優しい笑みとともに自己紹介をすると、視線をソファーに寝ころぶ青年に向ける。が、無言で読書をする彼からは何も返ってこない。
「・・・・・・ベルテ・・・・・・」
「・・・・・・」
「ベルテ、名前くらい自分で名乗ってくれ」
「・・・・・・ベルテ・オーペルン・・・・・・」
一瞬たりとも本から顔を上げない様にソルファが、若干の苛立ちを込めて言えば、ようやく低い声でベルテは名乗った。が、視線をこちらに向けないあたり、それは本と話しているようにも取れる。
そんな、態度にソルファはまたため息を吐いた。
「機嫌が悪いワケでも何でもないから。ベルテはいつもああななんだ」
ミオの不安を読んだかのように、困った顔でソルファは言った。




