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Episode1-9

「あのね。まずは謝ったらどうだい?」

「扉をもっと静かにあければこうはならなかっただろう」

「キミがこんなに積みあがるまで本を放置しなければ起こらなかった」



ミオを本の山から引き上げた青年はぶっきら棒に言った。

先ほどの青年とは打って変わって、長い前髪が陰になりその表情までは分からない。

ミオが立ち上がったのを確認すれば、パッと手を放した。

その間も金色の目の青年はなにやら彼に向って言葉を投げかけていたが、当の本人は無視を決め込んだらしく、窓際にソファーに寝ころび読書を始める。




「──まったく。あ、キミが今日からこの部屋に使えることになった子だね?」

はぁ。とため息をこぼすと、青年はミオの顔を覗き込んだ。


「あ、はい! 本日よりこちらの部屋の担当となりました。ミオと申します。精一杯務めさせていただきます。よろしくお願いします!」

慌てて挨拶をし、勢いよく頭を下げる。


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