6、内気な仲間 クルス
「本当にいいの!?」
嬉しそうに声を発する。
「うん、そうしたし、」
「ありがとう!今まで仲間を組んでくれる人なんて1人しかいなかったし!
うれしい!なんなら一生仲間でいよう!」
(仲間組んでないんだ、、)
「いや、そこまでは言ってない、」
「鏡花ちゃんひどいよー!
けど、なんで誰も組んでくれないんだろ?」
((容姿だろ、その恐い鎧だろ、))
「あと5分くらいしたら昨日組もうって頼んだら明日、行けたらならいいよって言ってくれた人が来ると思うから、」
(こないやつだ)
(こないやつだな)
そう思っていると誰かが近寄って来た。
メガネをかけた少年だった。
「あの、ネーレさん?」
「あ!来た!」
((マジで来た))
「あの、この方たちは?」
「ごめんね、急用でこの人たちも組むことになってしまって、」
「え?」
「私はアルマース・アルストレイユ、この弓持った方は試宮 鏡花、
あなたの名前は?」
「僕はク、、クルス・ヒョウメイ、、です」
「よろしく!」
(鏡花さんが握手求めてきた、けど多分のちに僕のことを知ったら一生の恥になりそうだし、、どうすればいいんだろう?)
(この動揺、ネーレには動揺がなかった、この人女子慣れしてないのか?)
「よろしくお願いします、、」
「我々ばこの2日だけ仲間として旅に出させてもらうこととしてもらうから、」
「うん、わかった、けど、僕がいない方がいいと思います。」
「「「??」」」
「いや、僕はネガティブですし、女性慣れしてないですし弱いし心配性だし、、」
「まあ、大丈夫だろう、せいぜい2日だ、それにそっちは見た感じ手慣れだろう、それに心配性というのはむしろ武器だ、」
「そう言ってくれてありがとうございます、お世辞でも嬉しいです。」
(今のにお世辞要素あった?)
「けど僕をあまり期待しない方がいいと思います。
僕怖がりで全然攻撃する勇気がないですから、」
「あ、うん、大丈夫、攻撃力カンストしてそうな人がいるから」
「我のことか!HA!そんなに褒めないでくれ!」
「アルじゃないから、、」
その後依頼掲示板のところに行った。
「それじゃ、どんな内容依頼する?」
「私としてはメジャーなものが見たいからその辺考えてもらえたら、
アルは?」
「私も鏡花と同意見だ。」
(この依頼、この2人の条件に合ってるからこれでいいかな?
けど僕の選ぶものなんて大したものじゃないだろし、)
「何見てるの?ふーん?魔物討伐ね、、いいと思うけど、」
そう鏡花が言って一つのポスターを指す。
それは魔物討伐のものだった。
「なかなかメジャーな部類の依頼だと思うよ、」
「魔物討伐、、か、、うん悪くはないね。」
「私は賛成、アルは?」
「私もこれでいいと思うよ。」
「クルスは?」
「僕もこれでいいですよ。」
「よし!それじゃあこれにしよう!」