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5、勘違いされて

異世界生活2日目、

「うーん、、」

いつもと違う部屋を眺めて部屋を出る。

顔を洗い着替えをし歯を磨く。

アルいわく今日はギルド管理局に行って依頼を受けるらしい。

「鏡花!さあ我に続けー!」

「はいはい、わかりましたよお嬢様」

「おいおい、軍師と言ってくれ

んじゃ行ってくるよおじいちゃん」

「いってらっしゃい」

「「行ってきます」」



ーギルド管理局にてー

「まずは冒険者カードを作るぞ!」

「冒険者カード?」

「うむ、依頼を受けるにはこれを作らないといけない。

まあ、受付に行った方が早いな。」

そう言ってアルと私は受付のにっこりとしたおばあさんの方に行った。

「はいはい、今回はどんな用件で来たんだい?」

「あ、私の冒険者カードをつくりに来ました。」

「はい、1万円ね、」

「アル、こんなこと聞いてないよ」

「言ってないもん」

「はあ、」

受付員の人に1万円を渡す。

「はい、んじゃこの水晶に手を触れて頂戴」

「あ、はい」

そう言われて水晶に手を触れる。

すると水晶が光った。

さすが異世界、、

「えっと試宮 鏡花 女性 2023 年 15歳 10月5日生まれっと 

よしオッケー!」

(え、オッケー?

ここの世界の時間軸って前の世界と一緒?)

「はい、どうぞ」

そう言われてカードをもらう。

名前と生年月日、性別が記載されている。

(こんな早くできるんだ、)

「よし!依頼を受注するぞ!」

「あ、うん、けどその前にご飯にしよ、」

「そうだね、」



ー酒場にてー

アルはお子様ランチを注文した、私の金で。

けど普段の会話では大人感が出ているのにこういうところで子ども感を出してくるのは面白い。

ついでに私は見たことない料理を食べた。

正直微妙。

(この世界やからかわかんないけど味付け濃いな、)

「鏡花ーちょっとちょうだい」

「はいはい、あげるよ、ちょっとだけ」

「わーい」

まるで新しいおもちゃをもらった時のように喜ぶ。

(子どもだ、いつものアルじゃなくなった。)

「君、鏡花ちゃんだよね?」

突然そんな声が聞こえた。

声のする方向に向いてみると大きな鎧を着ており腰には剣を装備している。

言っては悪いがすごく恐い。

声からするに男の人だろうか?

「はい、鏡花です、あの何ですか?」

「私、ネーレ、会いたかったよー!」

いきなり抱きつかれる。

「いきなり人に抱きつくなんて、よくないぞ!」

「いやそれは別にいいんだけど、てか鎧当たって痛い、てかあなた誰?」

(いや、よくないだろ)

「ひどい!ん?胸がある?あなたに鏡花ちゃん?」

(こいつ、さりげなく鏡花にセクハラしたぞ)

「はい、冒険者カード見ます?」

「はい、、」

そう言って鏡花の冒険者カードを見る。

「すいませんでした!人違いでした!」



「まあ話を聞こうじゃないか、」

左の席にアルがいて、前の席にネーレさんがいる。

「すいません、自分の友人に君と漢字まで全く同じ名前をして見た目も声もすごく似ていて誕生日まで一緒の人がいて、ほんとにすいませんでした!」

「いや、そこまで似ていて間違えないわけないよ、仕方ない仕方ない」

「けどどこでこの人が鏡花じゃないと判断したんだい?」

「性別です!」

(男かい!)

「けどすいません!抱きついてしまってすいませんでした!

ほんとすいません!なんでもします!」

(なんでもすると言ったな、この人、)

「それならば君、冒険者だろう?二日間一緒に依頼を受けようじゃないか、」

アルがそう提案した。

「私たちは無知だ。この人はベテランと見た。まあ社会科見学みたいな感じでこんなふうにやればいいんだなっていうのを学ぶ感じだ。」

「ほお、言ってることは確かだし、んじゃそうしてもらう?」

「ああ、そうしてもらおう。」




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