4、博識の幼女 アルマース
今現在私たちはギルド管理局の中にある鍛冶屋まで来ている。
「ギルドを組むというからにはやはり魔物討伐が中心になるの?」
「まあそうだね、主なことといえば魔物討伐をはじめ護衛、採取、探索がメイン中には教育というジャンルまであるよ。」
そこで鍛冶屋の武器を一つ一つ手に取っていく。
剣は重くアニメみたいに高速で触れる自信がない。
「剣はやめとくよ、使える自信がないし。」
「え〜、剣はロマンじゃないか、使ってくれない〜?」
可愛い動作で剣を使わせようとさせているのだろうか、上目遣いをしてくる。
「いや、自身のロマンで人の使用武器決めないし、
てか、その動作では自分通じないよ、
てか、あなた自身で使えばいいじゃん。」
「この体格で使えると思うか?」
「あ、ごめん」
「てか、あなたはどうゆう立ち位置なの?戦闘中、戦えるとは思えないけど、」
「私は軍師だよ。」
「は?」
「だから軍師だよ。」
(ああ、こいつ戦わない気だ、他の幼児だちよりかは頭いいけどそんなにか?)
「なにあきれた顔をしているんだ!言っておくが私は大学を卒業してるんだぞ。」
「はいはい、愉快な冗談ですねー、え、ガチ?」
「ああ、そうだとも、二ヶ月前に卒業したさ。」
(いや、嘘やろ、、、、なんか問題出してやるか、)
「5人の中から3人と4人の中から2人選ぶ時何通りある?」
「5C3×4C2で60通り」
「え、合ってる、、え、ガチで?」
「だからガチだと言ってるだろ」
「え、この人生まれて7年で大学卒業できる人なの、え、すご!」
(だから学内でも友達いなかったのか、、)
「ついでに学科は?魔法科?」
「何でそんな実技科目の方向だと思ったのかね?
物理学科、主に力学をしていた。」
(世界観合わねー、てか魔法って実技科目なんだ)
そうこうしている間に弓が目に入り手にとってみる。
「弓を使うのかい?やめときたまえ、技の取得には2年かかるといわれているぞ。」
しかし自分にはアーチェリーをしていた経験がある。
自分で言うのもなんだが結構精度は良い方だ。
「私、これにする。」
「やめておけ」
「え、なんで?」
「私たちに求められているのは長時間練習をして強くなれるものじゃない、
今すぐ戦力になることが最優先だ。」
「いやけど自分アーチェリーやってたし、」
「あーちぇりー?なんだそれ?けど妙に自信があるな、いいだろう!
店員さんこれ試し打ちいいですか?」
そう受付のおじさんに話す。
「あ、わかった、まってろ、今すぐ案内してやる。」
ー練習所にてー
「どんな弓がいいんだお嬢ちゃん?」
そう言われても弓を6つ出してくれた、
ここにある弓全種類を出したらしい。
「この赤いのがしっくり手に馴染むこれでお願いします。」
(はじめて鏡花が軽く笑顔になったぞ、
これがギャップというものなのだろうか?可愛い)
「ん?この弓この中でも一癖二癖ある弓だぞ?
ほんとにいいのか?」
「はい!いいです!これで!これが一番しっくりきます!」
(鏡花が高揚している、そんなに弓が好きなのか?)
「んじゃあそこにあるここから約20メートル離れている的を狙ってくれ。」
そう言って矢を添えて弦を引く。
「しかし小ちゃいお嬢ちゃん、彼女未経験なんだろ?あーちぇりー?とかいうのをやってても初心者は上手くいかn」
ヒュー!ドン!
「「え?」」
20メートル先にある的のほぼ真ん中に当てた。
ー家の前にてー
「結局ギルド申請出来なかったね。」
「けど今日の時間は無駄では無かったと私は思うがね」
結局アルは弓を買うのを許可して弓と矢を買った。
ついでにこの世界を知るためにいろんな本も買った。
その中には魔法を使えるようにする本もある。
結局もう夕方でギルド管理局のでギルド申請は無理だったがそれでも生活準備にかかった時間が1日間というのはかなり早い方だと思う。
「さあ、話つけてくるよ!」
「なんの?」
「君の居住権についてさ。」
(あ、忘れてた)
「んじゃ話つけてくる!もし私が暴力によって死にそうで助けを要求したのならばその弓で援護してくれよ!」
「いや、それは流石にないっしょ、
無いよね、この世界知んないから断定出来ないけど、無いよね、、」
それを聞いてアルが家に入って3秒後ドアから出てきた。
「勝訴を取ったぞー!簡単に言うと君の居住権が認められた!」
「いや、嘘でしょ、流石に早すぎるよ」
ドアからお爺さんが出てきた。
「君だね?鏡花さんはアルから話は聞いたさ、私はまあおじさんって呼んで、さあさあどうぞどうぞ入って。」
(え、まじで会話終わってんの?
え、まじこんな短時間で意思疎通できるとか、凄すぎて引くわ、てか今後そんなことできる人と住むの?釣り合わなくない?主にスペック)
その後私の歓迎会をしてもらい楽しい夜を過ごした。