新章4 思いもかけぬ存在
「ええっ!こんな物が21世紀に?」
マコト隊長とリンが驚いた。シンが言う。
「ずっと・・ショウには裏方として調査をして貰っていた。それがこうも確実なものになるとは最初は全く思っても居なかったよ。だが、これが真実だ。既に世界各国のメインAIは、ハッキングされていたんだよ、日本・M国の当時の光LANケーブルによってな」
「そんな時代から?でもその時代に和良司令官なんて」
リンが言うと、シンは、
「ああ・・勿論居ないさ。でも、既にそう言う政策が主流を占めていたし、和良式光ケーブルは、言っただろ?和良博士の祖父の発明だって」
「じゃあ・・祖孫が引き継いだ。より発展させて」
「そう言う事だし、この地下研究所、システムがあるだろう場所こそ、全てを転換すべき大きなものであると思う。聞くが、何故アナコンダなんて大蛇が必要だと思う?」
「さあ?・・そんな事をいきなり聞かれてもなあ」
リンもマコト副長も困惑した。そんな事が理由として、もしあったのならこの前の会議て言ってくれやと思うのである。後出しジャンケンのように、後から後からそんな情報が出て来るのだ。しかし、ショウは、
「会議の時点ではそんな事は分からなかった。もし分かっていたら当然だが、説明もする。だって今回はその巨体を捕獲するんだからな、どれだけ危険な事かも分からないんだ。慎重にもなるし、更に調査もするさ。だろ?」
「そ・・りゃそうだ」
「ふ・・先に言っておけよ見たいな顔をしているからさ。でも、それも仕方が無い。実は今の資料の中に、そこに繋がるものが出て来たんだよ。詳細を突き詰めれば突き詰める程あるだろ?そう言う事はさ、既にM国では放牧のヤギなどの飼育が困難になってきつつあった。大地で過酷な生活を先祖代々続けて来たが、温暖化の影響で乾季の期間が増えて、思うように家畜を養えなくなり、また外国の勢力があちこちの土地を購入していて、それは、T国とかⅠ国とは富裕な大国だ。その中に、やはり地下資源を狙ってと言うのもあるから、M国が日本と裏同盟を結んだ訳だ。この世はギブアンドテイクだからな、全て受容したり、協力する事では無かったらしいが、そこは周辺の虎視眈々と領土を狙うハイエナ国家に一撃を加えたかった部分で、相当に裏同盟の様々な技術協力面分野が進んだみたいだ。そこで、何で大蛇かと言う質問だよな。これは南米の蛇だ。周辺に生息している訳じゃない。日本が持ち込んだのだろう。その辺については、どうにか理解出来るかな・・つまり考えられるのは、食料事情に備えての巨大化遺伝子実験の産物じゃ無いのかな。そして加えて、M国は、得体の知れない生体武器を開発していると流布宣伝する為だ。蛇は、最もそう言う巨大化する種ともあって、やり易かったんだろうな。だって、成長のリミッターを外せば、魚類だって同じ事だ、生きている限り成長を続ける。そこはなんとなく分るんじゃないのか?寿命だよ・・そこを伸ばす事によって、巨大化は可能だからな、既にその時生まれたばかりの個体でも115年・・いや150年も生きている可能性も高いからな」
「成程・・そこまで順を追って説明を受ければ、良く分かる」
マコト隊長とリンは、頷くのであった。




