新章4 思いもかけぬ存在
「まあ、察しはつくと思うけどさ、マコト隊長は吹き矢の名人、吹き矢で大蛇を動けなくする。その大きさも大体掴んでいるから、後は量だ。50M先から放つこの武器は有効だと思う。勿論、護衛は俺達がするがな」
「で・・その殺すのではなく、位置情報を確認する目印を付ける。蛇を眠らせる薬剤の量を知りたいってか?」
「そうだ」
「無茶を言うなよ、ダン」
「何?何が無茶なんだよ」
「その蛇を眠らす効果を誰が知っている?薬剤が爬虫類に効くとでも?」
「効かないのかよ」
コウタとダンのやりとりが、早口で始まった。
「そんな研究でもあるのか逆に聞きたい。それに、俺達は生まれてこのかた、大蛇の事は聞いただけで、見た事も無い」
「瀬戸内海に海蛇位は居るんじゃないのか?」
「居ない・・全くここまで見た事も無いし、だから、そんな睡眠剤なんて無いんだよ。いい加減しつこいな、ダン。お前の潜在能力って、その性格か?」
コウタも、流石に怒り口調で最大限の嫌味を言った。
「ははは・・コウタ・・お前でも逆上する事もあるんだな。分かったよ、俺は俺の方法で試して見る」
「何をしようと?吹き矢でターゲットの蛇の鱗がどんな硬さかも分からないのに?」
「だから試すんじゃないかよ。失敗すりゃ、何度でもやり直せば良い。蛇は簡単に侵入する人間に尻尾を巻いて逃げはしないだろう・・・あ・・尻尾なんて無いわな、ははは」
「ったく・・ダンも全く読めない男だ。けど、この会議を開いたからには、まだ何か言いたい事があるんじゃないのか?」
コウタが少し深読みに出た。
「ふうん・・やっぱりコウタだな。俺達は、今何かに行き当たろうとしている。恐らく重要な局面に差し掛かっていると思うんだ。その深部は、シンしか分からないが、俺達はシンに余りにも依頼心が強くなっていて、独立独歩で出来る事はしようと話し合っている。その中で、分からないからこそ、知ろうとする探求心が必要だ。今コウタから、知らない、分からない、答えようが無いと言う話が出た。そんなものは分かっているさ、俺達だって何も分からない。だけど、その肝を外しては駄目だと思うんだよ。答えが出ないものであっても、じゃあこれを試して見ろとか、大蛇の皮膚組織が要るんだろ?そんな危険な事を好んでやる馬鹿が、他にさ、どこに居るって言うんだ?やれるならお前らがやって見ろよ」
ダンが、非常に強い言葉でコウタに言葉を投げかけた。キョウが、




