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シンカラス  作者: 白木克之
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困難に迎え

 一同が拍手した。一歩も二歩もたった1日の実動と、7日間の通路保全手伝いの中から生まれたアイデアだったのだ。確かに彼らは凄い・・のでは無いか。その才能を今まで生かされて来なかったのでは無いか?と思われる。


「では、まだ発表は続く。今回は非常に我々も予期せぬ事であり、こんなアイデアが諸君の中から出て来るとも思っても居なかった。深く感謝申し上げると共に、諸君を抜擢した慧眼にも深く感銘するものだ」


 それは・・神野教官?シンは思った。

 次に発表されたのは、サテン、ウテン双子のセメント製造発案だった。確かに石灰石が無尽蔵にあるのに、何故使用しないかと言う事だ。それにより構築物は石灰石ブロックを堅固にくっつけ、今周辺にある材料でまかなえると言う事だ。そして、そのセメント応用により、通路にしても組み立て式に、積み上げる事によって工期も短くて済むと言うものだった。それは、組織外の活動においても、野外ハウスに応用できると言う画期的なもので、設計図も作ってあった。これにも一同が驚くのであった。画期的と言われる提案は、更にあった。


「本当に驚きの連続だ。カンジ君の提案も素晴らしい。石灰岩を利用し、ゴム等の製造を考案された。ゴム等は多用途にこれから広がるだろう。一見、今回のミッションとは別提案に見えるが、非常に今も言ったように用途も広く、カーバイドを作り、その爆発音による、動物等の撃退も出来るし、もっと利用すれば火薬の応用にも使えるだろう。更にプラスチックや、食品、農薬、肥料など。非常に幅広い分野でのアイデアだった」


 カンジは、総合応用学と言う分野を学んでしたらしい、非常にやはり優秀な男であった。これは工夫すれば、今提案してきたどのものにも応用出来ると思えるのだった。やはり自然と拍手が沸いた。


「次にラン君だ。ラン君は、ふんだんにある森林資源を利用し、そのセルロースを利用し、やはりカンジ君と同様なプラスチック素材や、多用途な器具の製造を考案されている。確かにセルロースはこの地球上で3分の1を占める無尽蔵にある素材。これを使わぬ手は無いだろうね。それにより武器の応用にも切り込まれている」



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