表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンカラス  作者: 白木克之
652/1722

第四章その四 地下通信路

「その通りだ。そこで、今回の白頭だが・・これは俺も排除の論理で行きたい。今まで人間を襲った殆どはこの群れだ。それにT国へ渡っているのもこの群れだと思う。何故かは分からないし、今説明せよと言われてその理由も出ては来ないが、これをどうにかする事によって、残り2つの群れは、人間と手を組めるかも知れないと思った。そこは、もう少し待ってくれ。だが、今回馴致オオコウモリ及び、そのシンパに攻撃しているのは、まさしくこの群れだけだから、俺たちは、人間の味方になる一群には攻撃をしないと言う大義名分が出来る。ここはスナイパーのランに任せたい」

「あ・・おう・・で?俺には光ケーブルの事は良いのか?またオオコウモリの話に戻っているが」

「大丈夫だ。そっちには、ケン・リン・ケンシンさん、エライ首班が居る。お前は提起してくれた。それが功労になるかも知れないとは思うがな。それよりは先がオオコウモリだ」

『分かった・・じゃあ、地下通路を通り、こいつらも眠らない訳にはいくまい。塒に一番近い場所までそこを通る訳だな?』

「ああ・・それで光ケーブルに戻る。ふふ・・この光ケーブルには何層にもコーティングが施されている。超近代的和良式光ケーブルには到底及ばぬものではあるが、機能的にはアナログでも全てを備えている。そこへ今回と同じで、音波を当てると、蛍光するんだよ。1回の照射でおよそ10時間、連結していれば100キロ周囲円状に全て連動する。つまりは、繋がっていれば、その範囲まで光は届くと言う事だ。途切れたら、その部分の修復をやる。連結すれば、またそこから繋がる。これも大昔の銅線の原理と同じだな。電気が走る代わりに光が走るだけだ。それも秒速30万キロでな、あっと言う間さ」

「じゃあ、その機械はレンジが持っているのか?」

「ああ・・この配線だけに反応する原理だから、他国にもしそんなものがあっても反応もしないだろうし、和良式光ケーブルの実態も原理も誰も知らない。知った所で現科学では恐らく作り出す事も不可能だろうしな」

「そうか・・じゃあ、白頭の塒を早く探し出そうぜ」

「もうやっている。白頭の一群にも潜り込ませてな。な?リン」

「ははは・・シンには何も隠せないぜ・・ああ、それぞれの群れの塒は勿論把握して置く必要がある。奴らの行動範囲を見れば、ある程度の予想はつくが、今まで危険性を感じて、近づいた事も無いからな」

「じゃあ、移動手段は歩いて?」

「はは・・まさか・・電動自転車の良いのが出来ている。それを使う」

「どこまでも段取りが良いなあ、シンはよ」

「まあ、その実行を考えれば、そこまでは考えるさ、誰でもさ」

「そんな事は無い。この前まで瀬戸内探索や本州まで渡っていたんだからな。戻って来てその日の話だぜ?俺も驚いているさ」


 ダンが苦笑いで否定する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ