困難に迎え
「分かった、リン君。そうだね、私は、性格上きちんと論理が納得出来て行動したい人間だ。なので、どうしても順を追って、情報を整理した上、で諸君にも同様に納得して貰い行動するべきと思っていた。では、どう言う事を望まれるのか?」
逆にリンにシリマツ官吏は聞いた。リンは非常に短い言葉で、
「シンツールの企画が認められ、それでこう言う実動行動が9ヶ月振りに開始された。その間に色々組織内部であったとしても、俺達は、こうして3カ月間、色々実動に対する必要な訓練や知識を学び、行動しました。だから、昨日の今日で、すぐこれは駄目だったと言う点については、非常に迅速な判断だなと感心している一方で、何が駄目で、今後はどうすると言った類の説明をして欲しいっす。だって、そうでしょう?俺達が実動すると言うのが、もう不動だと言うのなら、その事だけでは足りないっす。具体的にどうするのかをちょっとだけ説明して貰っても良いんじゃないんですかね。そのシンツールについて、シン君が今戸惑った顔をしていますよ。俺達だって、本来ならそこから聞きたいっすわ」
「そうだ!そこから始めて下さいよ、シリマツ官吏」
そうだった・・。シンは、リンの言葉にそう思った。
「ふふ・・ふっふっふ・・どうしましょう?エライ班長」
何故かシリマツ官吏は笑いだすのだった。
「しょうがないよ。もう言うべきだ。リン君の言う事は、全員がそう感じているようだ。諸君、我々が、再編成されるに至った経緯は、確かに人口問題、食糧問題、組織の有り方がある。しかし、これは今披露するべきか迷ったんだが、組織上部で非常に我々の驚愕するような資料が出て来たんだよ。それこそ、100年前の国家間戦争に至る寸前まで秘密裏に行っていた日本と言う国の情報がね」
「国家間戦争?色んな各国の核抑止の思惑・事情に繋がるものでしょうね、勿論」
「そう言う事だ。その秘密資料こそ、我々が危険生体武器の生息地に尤も近く隣接していながらも、実動部隊を再編成して、このような計画を立ちあげた根拠となるのだ。偶然にも、シン君のシンツールが、その口実として取り上げられた。つまり、シン君には悪いが手段として利用させて頂く旨になったと言う事だ」
「え・・ええっつ!」




