最終章 次代はある?・・
その先に戻ろう。シン達が驚愕した全ての事をスクリーンで示していた。
「うわあ!何だ!これはっ!」
「これが、その塔下にあった乗り物の全容ですよ。余りの光速移動をしてしまったが為に、また何故我々が日本の旧ドーム周辺及び、基地を一旦退避しなければならなくなったのかも、思い出して頂きたい。これは、脅威の眼を両星及びWCIにあるとみせかけられた為だとしたら?」
コウタが青い顔・・
「じゃあ、これを動かす為に我々を遠ざけたと言うのか。WCIが」
「最初から、WCIにとって、我々等眼中にも無かったのでしょうね。この両星がコントロールしやすい地球軌道上まで接近する時の為に、我々は和良司令官脅威説でずっと踊らされていたんだ」
シンが厳しい顔で言う。
「な・・なんと・・」
絶句するしか無い幹部達に、シンは
「この地下に収蔵されていたこのUFO型飛機の事なんて、封印もされていて、詳細等誰も知らなかったし、、皆さんも全容を知らなかったでしょう?」
「あ・・ああ」
4人が一斉に声を挙げた。それが銀箔でコーティングされたWCIが宇宙に飛び立った乗り物と一緒だったからだ。
「まさか、これを何時の間に?光速であっと言う間に宇宙に飛び立ったんだぞ?画像解析にしては、部長、君はもしや手を入れたのか?」
「そこで、疑心暗鬼にならないで下さい。言っております、もはやそんな時間等無いと言っております。否定しておきますが、いいえ!私はこの存在すら皆さんと同じです。十分には知りませんでした。ずっと封印されたままでしたし、我々にはそんな調査をすべき余裕など全くありませんでした。でしょう?」
シンは、
「そうですよね、自分も含めて、そう言う状況下でした。これが塔地下に隠されていた飛機の正体ですよ。実に、巧妙に隠されていたようです。当時のエライ首班であられた黒川主査も、何かご自信が末端の者であったとしても逆に聞きたいですが、情報位はありましたか?」
「え・・いや。私は何も知らないんだ。実際の所」
困惑した様子だった。シンは、




