第25章 勃発
「ああ・・今皆も感じているし、現状を見ても、俺達にはどうしようもない事が起き続けている。そんな中で、何故か左舷オオコウモリ群が投下し続けている山切りの木及び、大葉移植泥玉投下は、全くペンギンの邪魔は入らないし、M国蝙蝠群もオオコウモリには直接攻撃もして来ない。勿論左舷群は草食系であるので、攻撃タイプの白頭群とは違うけどな。この辺の何故かも未だに解決出来る調査もままならない現状下だ。それに、室長が分析をしたペンギンの組成についても、やはり強烈な再生遺伝子があると言う事だけ。プラナリア組成の遺伝子だとは聞いた。それに対し、M国の蝙蝠を食ったペンギンが、その肉体を滅した事については、何か細胞破壊素子と言うものが組み込まれていると言うんだな。まさしく生体に鉱物分子の合体だよ。俺達には、その時代の戦争形態こそ知らないけど、それだけ各国が開発した、或いは途上の生体武器の存在を全て分かっちゃいない。それこそ、初期実働時に、生体カラスなんて言葉を聞いていたが、その一羽にも出くわす事は無かった。僅かに小鳥や鳩は居るが、多く生息数は伸びてはいない。だからこそ森林復活をこのような時でさえも、俺達の代わりにオオコウモリに頼ってでも、休まず継続して来たんだよ」
「まあ・・それはそうだけど、ここで今聞いてもさ」
ランが不満顔。一体何をシンは言いたいのかと思っているのだ。
「それを好意的だと見ているか、或いは直接的な攻撃ではないと判断しているかで、俺は判断をしてきたつもりなんだよ」
「じゃあ、そっちの意味合いでこれを行って来たと言うのか?」
「全てじゃない。俺達はA国にもT国にも、色んな国にもこれを仕掛けている。地球的な酸素量を増やすと言うのは、M国内部ではミネラル・鉱物発生でやっている。つまりさ・・この技術は宇宙にも可能だろ?」
「あ・・そう言う事か、言いたかったのは」
リンが何かを感じ始めていた。そうだ・・こう言う直感が大事だとずっと言っているのだ。
「それなら、もう燃料の補給も終わり、O大陸、南極から飛機が出発した意味とは、それも仮想敵なんだよな?WCIにとって両星とは」
ケンが言うと、シンは、




