第24章 暴露された過去
「言っておきたいが、信じるも信じないもそちらの勝手だけど、攻撃したのは俺達では無い」
ぷつん・・会話は途切れた。以降一切空中画像のシンには反応が無かった。そのコウタがすぐシンの首班室に入って来た。
「どう思った?」
コウタが聞く。
「CU11からの物理的攻撃だ。タイミング的にお前がダミー映像で揺さぶったタイミングで、O大陸にレーザー砲が撃ち込まれたようだ。だが、大きな攻撃力では無かったようだし、近くの砂漠に穴が開いた程度だろう」
「すると・・誤差があるのか、或いはその空間に変異をもたらしているのか、どちらかだろうな」
「補佐・・言い切る根拠があるんだろうな?その言葉は」
シンが聞く。
「CU11は、直径801メートルの小惑星、地球に衝突する可能性が高い星の一つだったし、今も火星付近に居るものの、地球に相当近い距離に居る」
「ああ・・そうだよな、イオペタスは火星の衛星軌道上に居るが、CU11は木星と火星の中間に居る」
「そのCU11がどこの国の仕組んだ星だったとしても、今その事よりも重要なのは、物理的攻撃があったと言う事実だ」
「勿論だ」
シンは頷く。
「南極に副首班に伝達し、俺は部長と連携し、探りじゃないけど、施設が存在する事でO国にもそう言う施設が存在し、過去より大きく気候も変動し、相当にその大陸の気温は低い。そして氷河も形成されている事は、地球の地軸自体が大きく傾いていると思われる。日本が亜熱帯気候になっているのも、温暖化の影響では無い筈だ」
「おい、また遠回りして肝心な論点を外堀から埋める会話になるのか?」
シンが苦い顔をする。
「いや、聞いて欲しい。エイジ右佐、アマン左査も居るから、俺の話も理解の中で順を追っていると思っている」
「続けろ・・」
シンは、憮然とした表情だ。南極で何をやりたかったかの意図も見えない中で、単なる報告に来た訳でも無かろうとは思っているものの・・




