表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンカラス  作者: 白木克之
1631/1722

第21章 脅威の相手

「じゃあ、本当にその生命体が動かす衛星だと見ても間違い無いんだな?当然観測を行っている状態で判断しているとは思うが、それを分かって、俺も確認をしている」

「お前は、まだ他にもこのような仕掛けを行っていた国があると言うのか?ここで降り出しに戻す話かあ・・」


 シンとキョウは少しため息混じりに言う。アマンは黙ったままだった。


「俺には、確信たるものが無い以上、決めつけられないと思うだけだ。だって、T国を実際攻撃され、今言うT猿人や、森林を破壊されれば困るから、イオペタスに何らかのアクションを起こすのは、和良司令官生命衛星だと言うなら、もしかしたらCU11の方じゃないのか。地球はおろか、太陽系内まで牛耳る為の無線光ケーブル網は、確かにその証左だろうが、部長のような目的のMRの応用なんて誰も思いつきもしなかった。とは言え、日本だからこそ可能だったにせよだ」

「成程・・補佐の論理には一定の説得力がある」


 シンは頷いた。


「俺は、個人的意見を承知で言うが、この時代の情報収集による開発は、どの大国グループにおいても盛んだった。確かに一時はT国グループが、その人口保持により宇宙進出へも積極的にこの国を肥大させたA国グループは衰退し、日本は鎖国を選択した。もう一つI国グループは周辺国を急速に吸収し、これも一角を形成していた。残りはO国、今ではXグループと言う離合集散を繰り返して一応同盟を結んでいた5国グループに区分出来る。俺は、その中で、人材を集めてかなりの科学力を持っていたI国グループの可能性もあるのでは無いかと見ている。その理由は、分かるよな・・?」

「ふうん・・M国との地下通路がどこかにあったと言う事か?」

「あったとしたらばだ・・そして、その情報を故意的に流出させる手もある」


 シンとアマンは互いに顔を見合わせた。


「補佐がもともと戦略家であると言う一面はとっくに知っていたが、確かに闘いである以上、想定の幅を広げる事はとても大事だ。そして、俺達は何度も繰り返し、同じ事を言っているが、人間って言うのは忘れるんだよ、すぐにな。尤も俺には確かに記憶能力ともう一つ記録能力と言うのもあるらしいが、この部屋を開く前に、エイタと話をしていたが、彼も同じ能力を持っているらしいや。彼はその過去の話を正確に取り出して、且つショウのように理路整然と組み立てる能力もあるらしい。俺には確かに記憶力があるが、取り出して分析する能力と言うよりも、取り込む方が多大故に、一つの事を確実に分析出来る能力は無いらしい。だからこそ皆と会話を多用しているのだが、自分ではそうなっている事が自然であって、意図してやっている訳でも無いのさ」

「傍目から見れば、もう超人的であり、首班の能力は底が知れず、十分過ぎる程だがなあ」


 コウタがそう言うシンの言葉に顎を摩った。シンは続ける。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ