第20章 脅威がついに
「はい・・」
アマンがすぐ気づくと、
「動揺した様子は全く感じられませんでしたが、かなりの部分は突っ込めました。どうしましょうか?再開をしますか?」
ケンシンが問う。
「レーザースポット、又自身が第1世代の再生体、しかも和良司令官のDNAと細胞変異を組み込まれている点・・そこに微かな声紋の揺れがありました。つまり、自身もある程度の部分を知っていたと言う事になります」
「余りこう言う事はしたくは無かったが、確かにキーポイントがあるようですね。シリマツ官吏が知り得る何かが、今我々が行っている、確認と今回は探索じゃ無いですよね、明らかなる脅威に向かう為にも。これは、電磁パルス爆裂の発生にも関与して来そうだ」
シンが深刻そうな顔になり言うと同時に、南極をバーチャル探索を行っているランより信号が入った。
「何だ!」
シン達は、今のケンシンの会話が一端中断の間も無く、不思議な連鎖を感じていた。
「見てくれ、正体がかなり鮮明になった。もはや、人類と言うべきか?或いは人の姿をした別人種か?幾ら南極の氷が溶けたとは言え、今は南米が氷の世界へ変貌している。つまり地軸のずれが証明されていると言うが、この地域の気温は、マイナス20度を下るまい。そこを防寒服無しに動ける筈が無い」
シン達が映し出された映像には、はっきりと人間の姿が映っていた。ランがその映像を拡大する。ランの操るδMRには気づかれていないようだ。音もしないが、高速で動く際には空気の抵抗によって風が吹く。しかし、それを風上に位置して巧妙にランが操作しているようだ。その辺の戦略と言うか、天才的な判断は、ラン以外に絶対に出来る者は居ないと思う。エイタをこの日は本部に呼んでいる。シンは同時多発的指示をシリマツとケンシンと言う異例の会話の行方も注視しながらも、その誰もが次元が違うと称する脳の回転力で、次々と考えらる全ての事を実行しているのだ。そのエイタがすぐシンの傍に呼ばれた。




