第16章 危ない!
「そうか・・そう言う意味も含めて・・。色々俺を触発していたのか。あのな、何も開示しないとか、秘匿しないなんて一言も言っていないぜ?そこは、強く言っておく。まあこの流れになればな、言わないと進まない話だもんな。蜂の件と言い、今回の蝙蝠の件と言い、生物兵器と言う予想は合っているんだろう。つまり、そう言う方面に突き進んだ結果、生物においても、和良式方法等も発案、施工されたものの、それは余りにも生物学的だった」
「生物学的って・・それ以外に・・」
マコトが首を傾げる。
「だから・・そこが一元的見方な訳っすよ。もはや、生物が自己交配繁殖しなくなった未来においては、自己分裂、自己繁殖しか無くなる訳ですよ、隊長」
「ああ・・成程」
そこを何度もシン達はやりとりを既にしている訳ではないか、余りにも飲み込みの悪い隊長の様子に半場呆れながらコウタは、
「そこで、鉱物自動組成、結晶の方向と同じような鉱物的二元性が注目される訳だ。その到達に、カンジ班長は行き着いていた訳だよな?」
「ああ・・そこにぶち当たった。そして、自己流で調べたのさ、そして雑談の一端として言っているが、鉱物を人為的に変異させることなんて、とっくの昔からやっている。だが、それを生体に組み入れる研究はあったのかどうか・・それには一切の資料が無かった」
「無かっただろうな・・そんな研究資料があれば、俺もとっくに着手しているよ、何故なら、それこそ不老不死の重要研究だもんな」
コウタが言うと、また首を傾げながらマコトが聞く。
「そこ・・良く分からないのだが・・」
しかし、コウタはマコトの疑問を無視をした。続ける。
「この流れは、人類延命と言う至上目的だ。それは既に21世紀から始まっているので、割愛しても良いかな?」
「補佐・・話が長くなるので、そうしてくれ」
ダンは、にやりとしながら言う。マコトは黙るしか無かった。この際、マコト個人の不明な部分を、いちいち説明していたのでは全く進まない。貴重な時間をこうして雑談とは言え、幹部会議を開催しているのである、仮にもだ。




