表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンカラス  作者: 白木克之
1465/1722

第15章 恐るべき計画

「じゃあ、俺の本音を言おう。M国地下空間には、まだ生体が他にも居ると言うのに、皆それを置いてけぼりにしているんだよな。尤も例の大スズメ蜂騒ぎがあったからさ、それどころでは無かったし、今もその残存生体は空洞が他にもあり、居る筈と思っている」

「その他の生体って?」

「ああ・・そうだったな、あれから話題にも出ていないが、俺達が最初にあのターミナルのような場所から7時の方向に進んだ通信路に、とんでも無い数の生体が襲っては来なかったものの、俺達の乗るMSI機の後をついて来た。それこそオオコウモリ程じゃないけど、*体長50センチはある蝙蝠群だ。しかし、あれから一切その蝙蝠に遭遇もしていないし、MRも観察していないんだよ。だから誰もそこへ注視していないんだ」

「まあ・・そんな事が・・初情報ですわ」

「いや・・報告はした筈だ。だけど、その後何も起こらなかったし、出現もしなかったからな」

「じゃあ・・その蝙蝠群はまた未探索のこのM国の地下空間は『龍の巣』とも別名呼ばれるようですね。どこかに潜んでいると・・そしてその7時の通信路のどこかにその通り道が無ければおかしい筈ですよね?それを調べていたのですか?」

「そのサンプルなんだけどさ・・室長の所にある筈なんだよ。でも話題にも上らなかったし、その後の話も聞いていない。主査がさ・・調べてくれないかな?」

「え・・私が?でも・・」

*この蝙蝠群が大きなポイントになる。後日非常に脅威をもたらす。

 アマンは困惑した。仮にも自分とは違う部署のそれも組織の幹部である。勝手にそれを自分がやりますよと、分析する事も出来ないからだ。


「いや、サンプルは俺が持ってきた。勿論、許可も得ている。それにさ・・主査が俺に聞きたい事は、自分の研究する細胞のヒントを得たいからじゃないのか?君は余計な話はしない。きちんと相手の話題に合わせて答えも出せるからさ」

「やっぱり・・リン班長は、私と同じタイプの方のようですね。失礼とは思いましたが、最初からピンポイントに会話の主題を持って来られている。その点は首班もそうなのですが、逆に引き出されると言う話術に最近磨きが掛かっておられます。はい・・余分な事は必要ないのでしょう。私が興味がある事は超音波に近いホーミーです。それはオオコウモリにも会話可能な手段ですよね」

「あ・・うん、そうなっているよな、幾つかの単語だし、多分犬達はそのホーミーは遠く離れた所から聞こえるから呼んだり、合図にも使っているがね。で?」

「私は会議に合わせて、不要だったのですが、細胞を2つ持参しました。本日使用する事もなかったのですが、試させて頂けませんか?」

「え・・俺に?ホーミーでその細胞が変化するかどうか確かめようって?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ