第13章 震える
「言うな、分かっている。お前がここで調査したいと言うんなら、ケンとここに派遣する。エイジ副班長も居るし、他にはスタッフが必要か?でも、俺は今からM国の分析に掛からなきゃならない。だが、余り欲張るなよ、お前へのこれは個人的願いだからな」
エイジが、ランに対し念押しをするシンを見て苦笑した。でも、もう他に適任だと居ない筈だ。だが、ランは、
「カムイが・・」
「駄目だ」
瞬間に拒否をする。ダンが笑った。
「お前、ダメ元で言ったんだろうが、ここは俺がどう見ても継続で管轄する基地になると思う。俺は、お前らのようなヲタクばっかり揃ったら、とても面倒見切れないぜ。一体何をしでかすか・・あっはっは」
こんなダンの笑い顔など滅多に見ないが、ようやく大きな成果がここで出た事に対する安堵なのだろう。シンは、
「発電設備も必要だな、だけどすぐに稼動が危険だ。もし制御装置など様々な機械類があったら危険だ。20Dプリンタは送ってやろう。発電は・・」
そんな事がすぐすらすら出て来るシンに、エイジは驚きながらも、
「ここには、例のレーザー砲にて粉々になって分散してしまった稀少鉱物や、重金属類の元素などもあります。自分は量子水素エネルギー発電なら簡易な小型装置であれば、ラン班長、全部を動かす必要は無いっすよね。20Dプリンタと、パソコンがあれば、データベースはネット上で使える訳だから、その電力で良いんすよね?でしょう?」
「う・・ああ・・そうなるよな、うん」
少し言葉に詰まりそうなランの内心は、そうでは無い筈だ。だから機先を制されてそう言わざるを得ない様子の彼に、
「良し、そこはエイジ副班長に任そう。灯りも要らない。ネット環境もある。それに機械類を分析するのが先なんだから、後は副首班の指示に従え。良いな?ラン」
「はいっ!」
再敬礼するランに、苦笑しながら、空っぽになったシェルター内で、水の確保であるから、植樹に関する意見も出し合った後で、シンは、




