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シンカラス  作者: 白木克之
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第11章 次々と・・

「よう、ラン。何かやらかしたらしいじゃないか」


 コウタがにやっとする。


「ふ・・やっぱり必要なんじゃないかと思ってさ。反対はされていたけどな」

「お前は、堂々と規律違反をやっちまった訳だ。だが、お前は賢いようで抜けている部分があるぜ。だってそうだろ?今やMRに幾ら隠していたって、MR同士が交信可能なんだぜ?全てお前が作ったデータベースのサーバでな。ショウが見事に組み上げた理路整然とした検索管理で、どこにどんなMRが飛んでいて、どんな事を行っているのか全て丸分かりだ。お前が開発するのなら覆面MRが先決じゃないのか?或いは、お前の相棒である『伴』に地上で展開しているフリー犬軍達に運ばせとけば良かったんだよ、ケンやリンに言ってな」

「あ・・そうか、ケンに言っとけば・・」

「だろ?でもな、それだったら、お前は間違い無く除名になっていたぞ、ははは」

「ち・・全部アウトじゃねえかよ、それじゃよ」

「シンを欺こうとするからいけないんだ。言い切ってでも持って行く、或いはこうこうこう言う使い方があるんだぜって、事細かく説明して、公開したら良かったんだよ。姑息な真似をするからそうなるんだ」

「分かった・・分かった・・で?来る途中に、ある程度のお前達の行動を見させて貰ったが、何か無数にある穴に潜んでいたか?或いは湖底に潜っていたのか生体が居たんだな?」

「え・・俺達は生体だとは聞いては居ないぞ?」

「それこそ、補佐さんよ・・何の為のデータベースなんだ。一刻、一刻の現状と状況は、全てデータベース上のサーバに送られているんだから、そこは見とけよ。シンは、だからこそ、これを活用しているって事だろうがよ、それをお前が俺に指摘したんじゃ無かったのかよ」

「ありゃ、一本取られた・・」


 コウタが苦笑い。そうだ・・ランは、そのハッカー的資質十分の情報収集能力の極めて高い人間でもあった。そこでコウタも、他の部署の状況をやっと把握する事になる。


「そうか・・そんな事になって・・でも、ラン・・お前もすげえ事をやってんじゃん」


 コウタが、まじまじとランの顔を見つめた。


「おい、気色いぞ、補佐、人の顔をじろじろ見てさ」


 ランが眉毛を潜めた。カムイが、

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