第11章 次々と・・
「最深部で約300M御座いますね、東西は河のようでもありますので、幅2キロ、長さが15キロ御座います」
「そうっすね、大きさは聞いていたけど、かなり深いとは自分の中では把握していたものの、300Mも・・ここは補佐の判断に任せますが、急いで画像分析しましょう」
「はい、分析を開始しております」
ケンシンはずっと画面を眺めている。シンは、
「補佐・・十分に気をつけるよう。最深部まで一端潜水し、待機しろ」
「了解した」
コウタも何か感じたのかも知れないが、優秀なエイジ、カムイも同行しているので、その点は少し安心した。だが、幾ら周到な準備をして来たとはいえ、未開の場所だ。何が起こるのかは予想も出来ない。彼らの周囲には、小型MRがランの言うような攻撃力は備えていないが、護衛するように10機が取り囲んだ。
「かなり厳重なサポートだな・・だが、ここは用心し過ぎても過剰な場面では無い。部長の横には首班も居るそうだからな」
コウタは指示通り、最深部まで慎重に注意をしながらも、出来る限り最速スピードで潜水をしたのだった。そして海底に着くや、灯りを消した。
「エイジ、カムイ、しばらく辛抱してくれ。ここは灯りを消すべきだと思った」
「それは、タイムマッチな判断だと思うっす」
エイジもカムイも、そのコウタの判断に賛意を示した。
その灯りを消した瞬間、何か大きな波か、接近した物体?生体?分からぬが、大きく横揺れをしたMSI潜水兼用機であったが、理由は分からなかった。
「うお・・安定していなかったのかな、湖底が・・」
彼らにはその原因は分からなかったし、すぐそれは収まったのであった。
こちらはケンシンとシンが眼を凝らして画面を見つめているが、ここを最優先する為、他4か所の画像をスタッフに命じて、監視をこの間バトンタッチをしていた。
「何かが確かに過った。それは一瞬だが感じられますね。しかし、今まで探索MRでは生体などの確認はされていなかった・・」
「はい、首班の言われるように、されていなかったのですが、幾つか気になる箇所及び、この地底湖には無数の洞穴があるんですよね。中にはリン班長が発見された深海からの洞穴も地下水路によって通じている事も判明しておりますしね。殆どのガンジス河の源流がこの地底湖に流れ込むようなものでしょう」
「つまり、それらの洞穴及び、まだ十分に探索されていない場所に、何かが潜む可能性があると言う事っすね。異変を感じたようだし、ここは重要なポイントだ」
シンは見逃さまいとじっと画面を凝視した。繰り返し報告のあった瞬間の画像の中に、その異変の要因を探るのであった。30分程経っただろうか、突然シンが、




