第8章 シンに初めて助手兼秘書が・・
「凄い・・これが首班のメンバー達のご判断なのですね、ならば、今補佐が言いかけた言葉の先にあるのは、M国は日本の旧司令部との間で、ある生物を開発していたと言う事になります。つまりは、太古の生命体を復活させるのは、どこかで枝分かれしてしまったDNAの強い生命力であるとか、失われてしまった生殖機能であるとか、恐らくそちらが先にあるのでしょうが、その開発ですよね。なら、不可思議な空間が、明らかに日本が構築した以前の旧式の地下通信路であるとは言え、一番地殻変動の少ないとされる地点を結んで、迷路のようになっているとしても、最良の場所にそれは抜いている・・」
「主査・・その考えが俺の思う部分と完全に一致しています」
コウタは敬語になった。2歳上になるので、シン始めやはり年功序列では無いが、年上の者のは階級では無く敬語を使うと言うのが通例になっているからだ。
「成程・・ようやく見えてきつつあるな、大事変もそうだが、スーパーブルーム、そしてA国のアリゾナ州のソノラ砂漠には何かがある・・その亀裂にはヒントがあると言う事だな、そして全てはどこかに繋がって来るんだ・・」
ここで会議は終わった。どっと疲れが増幅したような・・脱力感が湧く。しかし、疲労回復は精神的なものであり、用意された特製飲料を飲むと、
「主査・・俺は今から寝る。君は自由にしてください。とにかく全神経を使ったような会話になった。補佐もきっとそうだろう。休んで英気を養って下さい」
「はい・・」
シンはこの後、5時間も熟睡したと言う。
リンは、すぐ操作に順応した。ランもその身体能力に、ただただ驚くのであった。
「はは・・リン、お前は補佐より数倍も早えな・・ショウも早かったけど、それ以上だよ」
指導したランが笑った。今では、地球上に居て月を自由に動き回れるこちらのバーチャルアーム方式の方が、何倍もストレスが無いとランが笑った。一方で深海探索の方は、やっぱりこっちはケンが開始していた。マコトも同じく、むしろこっちの方が性に合っているなとすぐ覚えたし、相当深海まで探索をしているようだ。お陰で深海生物の存在も確かめたようだ。
アマンがこの日は、丁度やって来ていたキョウと談話している。




