第7章 宇宙へ・・
「やっぱり・・そこが怒っている部分か・・俺が何で知り得たと言うよりも、公言しているぜ?R国のツンドラ地帯及び北極海は調べた。そしてアリューシャン列島。千島列島も調べた。だから次はA大陸に続く地点だとな。そして、A国は間違いなく基地をアラスカに構築している。資源の事もあるが、そこから繋がるR国の情報も得やすいからだ」
「そうか・・確かに公言をしていた。それも分かるが、潜水艇でアラスカに渡っていると言う情報は公開していない筈だ」
「公開はしていない、しかし非公然にはなっていない。そうじゃないか、マコト隊長は隠し事の出来る人じゃないからさあ」
「あちゃ・・あちゃちゃ・・そう言う事か。はぁ・・自分がもう幹部だって事を、もう少し自覚して貰わなきゃならないんだがな・・良いよ、その通りだ。A国探査は視野にある。だが、この地には核実験場はまだ消滅もしないで残っている。R国も、全ての原発のあった場所は、放射能除去を日本の企業が請け負って来て処理していた時代があったが、唯一A国だけは拒絶したんだよ。T国もR国もそこは素直に受け入れた。危ないK国の核処理も、日本が秘密裡にやったんだよ」
「そうかあ・・その辺の情報は得ていなかったな」
「だろ?だから勝手に行動しているように思えても、事前に調査や、色んな資料とか準備が必要な訳さ、ショウがA国に行きたいと言う前に、俺達人員がそんな放射能除去なんて出来る訳が無い。人も居ないし、既にこんな時代にさ。核兵器を廃棄したと言っても、大量に生産していた国なんだ。どこから出て来てもおかしくないよ。そんな危ない国なんだぜ?だからこそ海洋中心にやっている訳だし、アラスカからそんなものが出たらどうするよ、ガイガーカウンターまで用意しているんだからな」
「分かったよ・・御免」
「いや、良いんだよ、謝らなくても良いさ。でもさ、長い話になっちまったが、これは基本的な事だし、俺は皆にそんな軽々しいミッションを押し付けている訳では無い。どれも重要で重いものだし、お前達で無ければ出来ないと思って指名しているんだぜ?その辺を勘違いして貰っては、少し辛いぜ」
「そこも合わせて御免!」
ショウは再び頭を下げた。
「良いよ、謝らなくてもさ、むしろ俺が謝りたい位さ。だって、第14斑のメンバーには何時も無理を言って居るし、動いて貰っている。それだけメンバーが特殊能力を秘め、あらゆる分野にも博識で、ますますドームの連中とも乖離しているかのように、その蓄積によって突出して来たと思うんだよ。後続メンバーは残念ながら育っていない。養成メンバーも居るが、その差は歴然だし、実戦では彼らは恐らく使えない。勿論、危険なミッションを行うような無理強いはしないつもりだが、俺がいつも要点を十分に説明しないから、お前達にも余計な気遣いもさせてしまっている点も、重々反省しているんだよ、おっと、もう少し言わせてくれ」
ショウが何かを言おうとしたのをそれを制し、シンは続けた。




