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トラップ・アンド・ブレイド~男の娘と復讐の刀~  作者: ラプラシアン蒼井
第二幕 騎士団を壊す者
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第二十四話「反逆者」

 騎士団本部に到着。


 深夜だというのに、建物内は昼間のように明るい。蝋燭ではなく、魔道具を用いた照明器具が部屋の隅々まで明かりを行き届かせていた。


 私とラピスは夜勤の事務官騎士を掴まえて、マーサの一件を報告する。二時間以上の長話となった。

 しかし、それも無理からぬこと。ベクスヒル本家長女がオークと手を結んでいたなど、前代未聞の大事件だ。事情を根掘り葉掘り尋ねられた。


 ……眠い。


 私はマーサとカネサダの会話を記録した記録石(ログストーン)を手渡し、拘置所に捕らえたマーサ隊の騎士達の処理を騎士団本部に任せることにした。


 これで、私達の役目は終わりだ。後は、上が対処を引き継ぐことになるだろう。


「ミシェル殿、ラピス殿、今夜はもう遅い。良ければ、騎士団本部の仮眠室を使うと良い」


 私達は事務官騎士の言葉に甘えることにした。もう、眠気が限界だ。兎に角、早く寝たい。


 仮眠室の扉を開く。中には誰もいない。私とラピスの貸し切りだ。


「……はあ、疲れました」


 騎士団本部に赴くため、私達はわざわざ騎士団の制服に着替え直した。まだ汚れていない洗浄後の制服だ。だから、私は一直線にベッドに向かい倒れ込んだ。そして、そのまま眠るつもりだ。


「おい、ミシェル、その姿のまま寝るつもりか?」

「……良いじゃないですか、副隊長……それとも何ですか……寝間着に着替えます? 良いですよ、どうぞ私のいる前で着替えなさって下さい」


 眠気でやや挑発的になっている私の口調。後で非礼を詫びよう。


 ラピスは溜息を吐き、自身のマントを外した。こちらに近付き、私のマントも剥ぎ取る。そして、私の上着に手を掛け____


「姉妹同士なんだ、何を恥ずかしがる必要がある」

「……あ、ちょっと……やめて下さいよ! 何脱がそうとしてるんですか!?」


 本気で服を脱がしに掛かって来たので、私はぎょっとなって抵抗する。


「そこに寝間着がある。良いから、着替えて寝ろ」

「……」


 ……大人しく従うか。


 私は疎ましい目でラピスを見つめ、寝間着の方に歩いて行く。


「……着替え、見ないで下さいね」

「分かった」


 デリカシーのない姉に溜息を吐きつつ、私は素早く寝間着に着替える。ラピスの方を振り向くと、彼女も既に寝間着に着替え終わっていた。


「……どうした?」

「いや、私が隣にいるのに……良く平気で……」

「お前は気にし過ぎだ」


 貴方はもう少し気にして下さい。


 私は小声でぶつくさと文句を言いながら、今度こそベッドに潜り込んだ。


 ふと、悪戯心で____


「一緒に寝ますか、お姉様? 私、姉と一緒に寝るのが夢だったんですよ」


 と言ってみる。ラピスは少しだけ驚いたような表情を見せ____無言で私のベッドの中に入って来た。


「え、副隊長……ちょっと……」

「まさか、この歳になって妹と一緒に寝ることになるとはな」


 乗って来たよ、この人。隣にラピスの体温を感じる。


「……」

「……どうした、ミシェル?」

「あの、女の人と一緒に寝るの、緊張するんですけど」

「姉だぞ」

「まだ姉ではないですし……どの道、血とか繋がってないんで……分かります?」


 異性として意識してしまう。


「自分から誘っておいて、お前は何を言っているんだ?」

「副隊長、誘いが冗談だって察してくださいよ」

「冗談なのか?」

「……普通はそう判断しますよ? 私達、その……一応、年頃の男女なんですから」

「お前の冗談は分かりづらい」


 貴方に言われたくはありません。


「それにしても、年頃の男女か。何だ、お前は……割と私を女性として意識しているのだな」

「……ラピス副隊長だって、私を男性として少なからず意識している筈です」

「まさか」


 少しだけ馬鹿にしたようにラピスは鼻を鳴らした。何か、ムカつく。私は咳払いをして____


「バリスタガイの森で私に襲い掛かったのは、何処の誰でしたっけ?」

「……!? な、お前……!」


 隣でもぞもぞと動き、慌てた様子のラピス。


「あれは、薬の……」

「確かに薬の所為ですけど、ラピス副隊長、アイリスじゃなくて私を求めましたよね? 私をそういう対象として認識している証拠です」

「……むう」


 頬を膨らませるラピス。


 ……何だろう、可愛い。失礼ながら、そう思ってしまう。


「……全く、馬鹿馬鹿しい」


 怒ったように私に背を向けるラピスは、拗ねたようにそう吐き捨てた。身体を反転する際、彼女の解かれた白い髪が、私の頬を軽く打ち、その匂いを伝えた。


「……」


 駄目だ。何か変だ。むくれるラピスを見ていると、無性にイジメたくなる。


 最近になって気が付いたことなのだが、どうやら私にはそういう(、、、、)趣味があるらしい。


 生まれつきか、それともカネサダの影響か、兎に角、私は女の子の困ったような表情とか、声とか、仕草が大好きなようだ。


 時刻は深夜。場所はベッドの中。そして、軽い疲労状態。理性で欲求を抑えつけるには最悪の状況だ。


 だから、多少は許されるのではないか? 多少の悪戯ぐらいなら。


 私の中で、火がついた____


「全く、イケないお姉様ですね。妹相手に欲情なんかして」

「……ミシェル? ……だから、それは……ひゃあっ!」


 間抜けな叫び声を上げるラピス。それは、私が彼女の背中を指で上から下へとつーとなぞったからだ。


 小刻みに震えるラピスの肩を掴み、私はその耳元で囁く。


「どうしました、お姉様? 可愛い声なんか出して?」

「ば、馬鹿! おかしな真似をするんじゃない! い、一体、どうした、お前!」


 真っ赤になるラピスの頬を指で突きつつ、私は少しだけ声の調子を落とした。


「姉妹同士のスキンシップですよ? それとも何です? これが、何かイケない行為とでも?」


 もう一度、ラピスの背中を指でなぞる。


「……んぅ」


 びくりと震える身体。口元を両手で押さえ、ラピスが声を我慢する。


「……はあ……はあ……」


 荒い呼吸を繰り返し、首だけを回すラピス。私を恨めし気な瞳で睨んだ。


「やめろ! 今日はもう遅いんだ! 悪ふざけは……ひゃぁあっ!?」


 黙らせるように、ラピスの脇腹をそっと撫でる。


「じゃあ、お姉様、何も言わずにベッドから出ていけばいいじゃないですか? 本当に嫌ならね。でも、満更でもないんでしょ?」

「お、お前、本当にどうしたんだ?」

「お姉様の方こそ、どうされました? こんなに身体が火照っちゃって……好きなんでしょ? こういうの? 年下に意地悪されるのが?」


 困ったようなラピスの表情に、いよいよ私の感情は昂る。


「あ、そう言えば、前に言いましたよね? 私の犬になるって。アレってそう言う意味なんですか? 呆れました。自分の歪んだ性癖を無垢で純情な私に押し付けるだなんて。最低ですよ、お姉様。生きてて恥ずかしくないんですか?」

「いたっ……な、ち、違う」


 くびれ辺りをつねり上げ、私はラピスを非難する。私が向ける軽蔑の視線に、ラピスの目は泳いだ。


「正式な姉妹になったら、私達、相部屋になりましょう。それで、お姉様のお遊びに付き合って上げますよ。お姉様は犬用の首輪を嵌めて、四つん這いになるんです。私がリードを握り、嫌がる振りをするお姉様をぐいぐいと引っ張る。お姉様が満足するまで、お姉様の事、イジメて上げますからね。姉想いの妹でしょ?」


 耳元で囁く。ぶるっとラピスの身体が震えた。彼女の方もやはり満更でもないのかもしれない。


「わ、私は……お前に、そういう……断じて……」

「強情ですね、お姉様」

「ひゃぁぅ!?」


 私はラピスの頭を撫で、耳にふっと息を吹きかけた。


「姉妹に隠し事はなしです。だから、もう認めちゃってくださいよ。自分が年下にイジメられて悦ぶ変態なんだって。……ねえ、変態ラピスお姉様」

「……へ、変態……?」


 ラピスの太腿をつねる。軽く抵抗された。しかし、あくまで私の主観だが、本気で嫌がっているようには思えない。


 ラピスの泣き出しそうな顔を見ていると、否が応でも自覚してしまう。やはり、私はこういうのが好きなのだと。尊厳と欲望の間で揺れ動く、少女の表情。私の手は自然とその頬に伸びていった。


 白い肌を思い切り引っ張る。


「い、いたっ……や、やめろ、ミシェル!」

「素直になって下さいよ、お姉様! 本当は好きなんでしょ? 私にいい様に弄ばれて! 今夜はたっぷり可愛がって上げますからね!」


 ……。


 一度火が付いてしまったのだ。もう止められない。薪は次々とくべられ、身を焦がす巨大な炎となる。


 ラピスもラピスだ。本気で嫌がってくれたのならば、私は大人しく身を引いたのだ。しかし、彼女はそうしなかった。


 最低限の思慮分別は持ち合わせていたので、さすがに男女の交わり的な事は控えたが、その夜は、およそ姉妹同士の関係とは思えない倒錯的なものとなる。


 一応、ラピスは最後まで抵抗する(てい)を貫き通していた。なので、その夜の出来事は私の暴走が招いた事として全て片付けられるだろう。


 という訳で、新たな日が昇り、午前9時。やや遅めの起床。


『やっぱすげえよ、ミカは。さすが俺の見込んだ男。お前以上にイカれた奴を俺は知らない』


 カネサダの言葉に、頭を抱え悶絶したくなる。


 ……昨夜は、色々とやらかしてしまった。ラピス相手に何てことを。


『“クレイジーサイコトラップシスター”ミシェル・D・チャーストン』


 何だその称号。


「……ク、クレイジー? トラップシスターって何?」


 ラピスはまだ目覚めていない。私の隣で寝息を立てている。私はベッドの淵に立て掛けたカネサダに小声で話しかけた。


『“トラップ”は女みたいな男を指す言葉。まさにお前の事だな』

「……」


 へえ、そうなんだ。


 私は着替え、しばらくぼうっとベッドに腰掛けていた。やがて、ラピスが目を覚ます。


「……ミシェル」

「お、おはようございます、ラピス副隊長」


 動揺を隠し、朝の挨拶をする。こくりと頷いた寝ぼけ(まなこ)のラピスは、やがて我に返ったようにさっと私から距離を取った。


「……あの、ラピス副隊長?」


 私が一歩近づくと、ラピスは一歩遠ざかる。


「すまない、近付かないでくれ」


 毛布をひったくって身体を覆うラピスは、警戒の目を私に向け、冷たく単調な声を投げかけた。


 ……。


 滅茶苦茶、避けられてる。


 ま、まあ、仕方ないことだよね?


 私は咳払いをして、きょろきょろと辺りを見回し、すっとぼけた声で____


「ここ、何処ですか?」

「ん?」

「いやあ、私もさっき目が覚めたばかりなんですけど、気が付いたらラピス副隊長が隣にいて、見知らぬ部屋で。えーと、私達、どうしてここに? マーサの告発をして……それからの記憶が全くないんですけど……」

「……」


 怪しむような、ラピスの目。


「あの、ラピス副隊長?」

「ここは騎士団本部の仮眠室だ。私達はこの部屋を借りて、一晩を明かしたんだ」

「へえ、そうだったんですか!」

「ミシェル、お前、昨夜の記憶がないのか?」

「はい、疲れていて何も覚えていません」

「むう」


 唸るラピスは、私にそっと近付き、じろじろと表情を窺った。


「何も覚えていないのか?」

「何か、あったんですか?」

「……」


 頬を膨らませ、ラピスは恨めし気な瞳を私に向けた。


「……そうか」


 しかし、表情が一転。ラピスは神妙な面持ちになり、顎に手を添え、私に心配そうな視線を投げかけた。


「人格の分裂が進行しているのやも知れん。ミシェル、一度精神科医のカウンセリングを受けた方が良い」

「……え? カウンセリングですか?」

「ああ」


 これは真剣に心配されているやつだ。何だか、申し訳なくなってくる。


「ミシェル」

「何ですか、ラピス副隊長?」

「着替えるので、外に出ていて貰えないだろうか」

「え? 何でですか?」

「何でって……お前、デリカシーがないのか?」


 ラピスの言葉に私はむっとなり、次いで首を傾げた。


「デリカシーって……昨夜は普通に____」

昨夜は(、、、)? お前、昨夜の記憶がないと先ほど……」

「……あ」


 やばい、失言だ。


「……お前、本当は全て覚えて……」

「あ! あ! あ! ああああああああああああああああ! 頭が痛い! 何でしょう! 何か! 色々と思い出しそうだ! 何か、凄いことがあったような! うーん、何だったかなあ!? 何があったんでしょうかねえ、ラピス副隊長!?」

「……ミ、ミシェル?」


 頭を抱えて、突然大声を発する私。ぶんぶんと身体を振り、ラピスをぎょっとさせる。


「あと少しで! 何か、思い出しそうだ! えーと……!」

「落ち着け! む、無理して思い出そうとするな、ミシェル!」

「はい! ですよねえ! 無理して思い出す必要はありませんよねえ!」


 朝から騒々しい。何をやっているんだ私は。


「あ、そうだ! 取り敢えず、部屋を出ますね! 着替え終わったら声を掛けて下さい! じゃあ!」


 私は勢いのまま部屋を飛び出し、廊下の壁に頭を打ちつけた。心臓がばくばくいっている。


 本当に何をやっているんだ、私は!


 でも、どうにかなったか? どうにか、誤魔化せたか?


「ま、まあ……ギリギリ……セーフ、かな?」


 そういう事にしておこう。


 項垂れ、呼吸を整えていると、仮眠室の扉が開き、ラピスが姿を現す。


「支度をしろ。兵舎に戻るぞ」

「はい」


 私はカネサダを取りに部屋に戻る。マントを羽織り、複十字型人工魔導核ダブルクロス・フェクトケントゥルムを装備した。


「行くぞ、ミシェル」


 身支度が整い、私はラピスと共に騎士団本部の廊下を真っ直ぐ出入り口の方へと向かう。


 しかし____


「……?」

「どうした、ミシェル?」

「いや、何か」


 立ち止まる私。


 ……妙だ。先程から人の気配が全くしない。

 現在、午前10時前。大勢の騎士達が施設内で勤務をしている時間だ。それなのに、この静けさ。


「……兎に角、建物を出ましょう」


 私達は再び歩き出す。


 嫌な予感があった。騎士団本部。建物内に目に見えぬ悪意が渦巻いている。そんな気がしてきた。


 私の手は腰元のカネサダに伸びる。そして、知らず鯉口を切っていた。


 ごくりと唾を呑み込む。一歩、また一歩。出入り口に近付く度、謎の緊張が走った。


 そして、私達が建物を出て、日の光を浴びた時____


「動くな!」


 制止の声が掛けられる。


「……な!?」


 目を見開く。


 眼前、およそ二十名ほどの騎士達が剣を抜いた状態で、私達を取り囲んでいた。皆、油断なくこちらに警戒の眼差しを与えている。


「動くな、お前たちを国家反逆の罪で逮捕する!」

「……は? こ、国家反逆……?」


 毅然と告げる騎士。その言葉に私の頭は真っ白になった。


「な、何を馬鹿な! 貴方は何を言っているんだ!」


 国家反逆罪。突然告げられたその罪状に、私は激昂して怒鳴った。


「エストフルト第一兵舎所属マーサ隊を襲い、彼女達を人質にして騎士団へのクーデターを計画した。お前たちの罪は極刑に値する」


 服装からして指揮官騎士だろうか。その騎士は剣を構え、威嚇するように切っ先をこちらに向けて来た。


「投降しろ。さもなくば、今ここで斬り殺す」

「斬り殺すだと? ……ふざけるな!」

「落ち着け、ミシェル!」


 カネサダを抜き放とうとする私を押し留め、ラピスが前に進み出る。


「私はラピス・チャーストン、エストフルト第一兵舎所属アメリア隊の副隊長だ。我々がエストフルト第一兵舎所属マーサ隊を襲い、彼女達を人質にして騎士団へのクーデターを計画したと先ほど仰られたようだが、それは誤解だ。彼女達、マーサ隊は先のバリスタガイの遠征任務中、オークと結託し、アメリア隊を陥れた。その話はご存知か?」


 冷静な口調で言葉を並べるラピスに、指揮官騎士はぽかんと口を開け____


「……オークと結託? 何の話をしているのだ?」

「指揮官騎士殿! 彼女達の戯言に耳を傾けてはなりません! 彼女達は反逆者です!」


 指揮官騎士に横から食ってかかるのは____マーサ隊の騎士の一人だった。拘置所にいる筈の。その姿に私は歯ぎしりする。


 指揮官騎士は頷き、幾分か落ち着いた声で____


「何かあるようだが、兎に角、今は武器を捨てて、同行願おうか。話は拘置所で聞こう」


 冷や汗が頬を伝う。


 武器を捨てろ? 同行?


 従うべきか、彼女に?


 私は逡巡した後____


「……駄目だ」


 カネサダを引き抜く。指揮官騎士の目に警戒の色が浮かんだ。


「……なあ……貴様ッ!?」


 話を聞くだと? ふざけるな……もう分っている。マーサ隊の騎士がここにいる時点で、私は察していた。


 どうやら、見通しが甘かったようだ。


 私は高をくくっていた。騎士団の正義が私に味方することに。


 しかし、それは希望的観測。騎士団の正義は、私でなく、マーサに傾いたようだ。


 記録石(ログストーン)で証言を取って、しかしそれでも騎士団は認めてくれない。いや、きっと認めていながら、揉み消すつもりなのだ。


 私達を反逆者に仕立て上げ、全てを闇に葬り去るつもりなのだ。


 ならば、どうする?


 きっと、もう後戻りはできない。


 このまま大人しく捕まれば、碌に話も聞いてもらえず、私達は断頭台行きだ。


 だから____


「結局……私にはこれしか、ないようだね____行くよ、カネサダ!」

『ああ、行こうぜ、ミカ!』


 騎士団が、“ロスバーン条約”が、時代が、世界が否定した力____暴力で道を切り拓く。

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