登場人物紹介~ミシェル~
登場人物紹介のイラストは気分次第で新しいのに変えていきます。
〇ミシェル
本作の主人公。リントブルミア王国の四大騎士名門の一つドンカスター家の生まれ。お家の事情で女性として育てられたり、一方的に勘当されたりと何かと不幸な少年。
幼少期に受けた改造により、その身体は女性らしくなっている。女性にしか扱えない筈の複十字型人工魔導核を使いこなしており、生物学には男性だが、魔導学的には女性だと見なされている。更に女性化の副作用として、その身体は常人離れした再生能力を獲得している。
騎士学校時代は実技、座学共に常にトップの成績を維持。首席で騎士学校を卒業後、エストフルト第一兵舎のアメリア隊に入隊。部隊では”罠係”を押し付けられる。
騎士団ではイジメを受けており、度々暴力や暴言の被害に。
無気力なミシェルであったが、喋る剣のカネサダと出会いが徐々に彼を変えていく。
カネサダには”ミカ”と言う男性の名で呼ばれている。
・複十字型人工魔導核
人工魔導核はその使用者に魔導の力を授ける魔道具である。人工魔導核の中にもいくつか種類があり、複十字型人工魔導核は非常に強力だが女性にしか扱えない代物となっている。この複十字型人工魔導核の存在のおかげで、女性は男性にも負けない武力を有するようになり、女性ばかりの騎士団を成り立たせることが出来ている。
・罠係
罠係とは罠の解除や設置など、工兵の役割を任された騎士の事を指すが、その実態は部隊の雑事を一手に引き受けるパシリに過ぎない。この役割を担うのは、平民など部隊内の身分の低い騎士に限られる。