ステータス
すいません、言い訳ですが金曜日にあげたつもりでいたんですけど上がってなくて書いたのも消えていたので遅れました!なるべくこまめに上げていくのでよろしくお願いします!
あの魔物騒動のあと、俺たちは砦に避難した人たちと共に町にもどった。
それからは魔物騒動の傷跡…というかお母さん達がオーバーキルしてボコボコになったあとを片付け、帰ってきたお父さん達に驚かれながら何時もの日常に戻っていった。
そんなこんなで5ヵ月が経ち生まれてから1年がようやくたった。
「ようやくリュー君が1歳になるのね〜」
「ほんとにあの時はびっくりしたわね。周りをちゃんと理解して、しかも魔物と戦うなんて言い出すんだから。」
「俺も実際に喋るまで何言ってんだとか思ったよ…」
「まったくよねー。あ、後で教会に行かなきゃね。ステータスを貰いに行かなきゃ。」
そうびっくりする事にこの世界にもステータスがあるらしい。何か目の前に出てくる訳ではなく手の甲に出すらしく、表示できる位大きくなったら教会でステータスを出せるようにして貰うのが普通らしい。
「神様の加護があるのはわかってるけど、どんな感じのステータスなのかな〜」
「まだ赤ちゃんって言えるレベルだからステータスは低いと思うけど、魔力は下手したら私達より高いわね、きっと。」
「化け物かよ…「「あ?リュー君を化け物とか言ったか?」」言ってないです、ごめんなさい!」
お父さんよ、威厳が無いぞ…でも俺のステータスか。どれ位かな。
「じ、じゃあ行ってくるわ。あとよろしく。」
「「は~い、いってらっしゃい」」
「「「いってらっしゃいませ!」」」
…もしかしたら俺初めて町を詳しく見るかもしれない。やばい楽しみだわー
「どうだ、町見るの楽しいか?」
「うんっ色々な人がいて色々な物があって、とても楽しい!」
だって獣人とかドワーフっぽい人までいるんだぜ!元オタとしたら夢みたいな世界だ!
「また後でしっかりと見て回ってやるから先に教会に行くぞ」
「はい…教会って何処にあるの?」
「すぐそこだ。ほら着いた。」
ここが、教会?ただ広い家みたいな、ちょっとステンドガラスがはまってるけどそれ以外はなんというか普通だ。十字架も無いし屋根も急なやつじゃない。
「ほら入るぞ」
両開きの扉を引いて入る。中は椅子が横にズラッと並んで1番奥には3体の像が置いてある。これのどれかがアルブムなんだろうか…
「ようこそ領主様、リューリウス様。ステータスの件ですね。奥へどうぞ」
へー奥にも部屋があったんだ。
「ここでステータスを授けてもらいます。この台に腕を通して手の平を下に向け乗せて待っていてください。」
出されたのは装飾が施された血圧を測るやつみたいな箱だった。中に腕通したら圧迫されるのかな。
「ではよろしくお願いします。」
神父さんの詠唱と共に何枚もの魔法陣が浮かぶ。
手の上には名前、年齢など様々な文字が浮かんでいる。
だんだんと魔法陣の光が弱まり、文字が手に吸い込まれていき、光が全部消える頃には手にステータスが書き込まれていた。
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NAME リューリウス・シャーロット
OLD 1
LV 3
JOB シャーロット辺境伯長男
HP 26
MP 3500
STR 6
VIT 7
INT 3080
MND 2568
AGE 10
SKILL
成長促進lv10 魔力制御lv3 魔力感知lv4
七○○○lv- 状態異常無効lv10
MAGIC
基礎魔法lv10 生命魔法lv1 時空魔法lv1
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「ではリューリウス様はもう言葉を理解していらっしゃるとのことなのでステータスの説明を。
ステータスには名前、年齢、レベル、ステータス、スキル等が表示されます。
このままでは他の方にも見えてしまうので隠れるよろしく様に念じてくれれば勝手に消えてくれます。
またステータスは身分証明にも使われています。まあそれはその時に聞いてください。
あとはステータスは絶対に信用できる人のみに見せてください。リューリウス様のような方は特にです。お気をつけて。
ステータスの説明は以上になります。お疲れ様でした。」
「よし、帰るかリュー」
「うん、町見に行こうね」
「領主様!ヘイロン伯が急遽訪問されました。お戻り下さい。」
「なに!?なぜヘイロン伯が、聞いてないぞ…リュー悪いが町を回るのは今度だ。帰るぞ」
なんだよもうー町にやっと出れたというのに、誰だそのヘイロン伯って奴は!
でもマジで何しに来たんだろう、こんな田舎に…