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クラス転移

自分の作品の中で一番長いです。

でも、プロローグだからなので、次からは短くなると思います。

……次がいつか分かりませんが。

俺の名前は東藤雅樹。

どこにでもいるようなごく普通の高校生……だと思う。

まあ、容姿は街行く人に聞けば10人中7人くらいはちょっといいかもと思うような容姿をしてるとは思うし、成績も三百五十人中五十位くらいだし運動も結構出来る。

それのどこが普通だと思うかもしれないが、このクラス……いや、俺の近くにはいつもあいつがいるんだ。


成績優秀、スポーツ万能、生徒会長、実家は金持ち、イケメン、正義漢というどこの少女漫画のヒーローだよ! とツッコミたくなるような奴だ。

おまけに学校一の美少女と名高い愛しの白川渚ちゃんと幼馴染とか言うんだからマジでムカつく。


別に親しくもなんでもないのに何故かいつも同じ学校なんだよあいつは。

あいつがいるから俺は小、中、高と目立つ事なく平凡に過ごしている。

自分で言うのもなんだが俺は十点満点中七点くらいは取れるそこそこ優秀な奴だが、あいつは十点満点の所を二十点くらい取るような奴だ。

そのせいで告白イベントはゼロだし、女の子にちやほやされたこともないし、会話も事務的な事がほとんどだ。


お陰で俺は平凡な人生を送れてるよ……ちくしょう。


そんな俺の心に平穏をもたらすのがラノベだ。

通学中の時間を使って読むラノベはいい。

嫉妬と無力感に苛まれる日々に対する心構えをする事ができる。

っと、そろそろ降りる駅か。



「おはよー。」


目の前にいる女生徒に教室の中から声が掛けられる。

教室に入ったら女子に声をかけられるなんていうファンタジーはこの世界には存在しない。

そのまま普通に自分の席に着くと後ろから「オーッス、雅樹。」という声が掛けられる。


「こいつの名前は志村けん八。○魂が誇るツッコミ師と、日本の誇る芸人の魂を受け継ぐ者だ。」

「誰だよ!? というか俺の名前はそんなんじゃねぇよ! ったく。」


こいつはクラスのいじられ役の田中彼方だ。

さっきのやり取りからも分かるようにすぐにツッコミが返ってくるのでよくからかわれたりしているお調子者だ。

ちなみに彼女いない歴=年齢のモテたがりだ。


「そんな事よりもうすぐHRだろ。早く席に着いた方が……「オーッス! 楽しいHRの時間だぞー。全員席に着けー。特に田中〜。」」

「なんで俺だけ!?」

「田中だからだ。」

「酷いっ!」

「「「あははははは。」」」


これが俺のクラスの日常だ。

お調子者の田中をクラスでいじって笑いが起こる。

そして担任も同様にいじるので一層明るい雰囲気になる。


「えー、本日の連絡事項だが………」


先ほど田中をいじり、今壇上で話しているのは担任で体育教師の久遠明日香先生だ。

面倒見のいい姉御肌でみんなに慕われている。

適度に日焼けした肌に黒髪のポニーテールでスタイルもいいから年に何回か男子生徒から告白されているという噂があったりもする。

もちろん、その倍は女子生徒から告白されているという噂もある。

そして田中も告って即玉砕した。


「最後に一ヶ月後の体育祭についてだが……」


最後の連絡事項である体育祭に話が移るとクラスが騒がしくなった。

男子は少女漫画野郎の氷川恭介と被りたくないという思いから、女子は氷川がどんな活躍をするかで沸き立っている。

俺はどうしようかな。

まあ、どうせ氷川の奴がいいところ持ってくだろうし適当でいいか。



はあ〜。疲れた〜。

今日も大変だったな。

氷川の奴は休み時間の度に白川さんと一緒にいやがって、本気で殴りたくなったよ。

おまけに今日は体育があってそこでも氷川がキャーキャー言われてさ、俺はなんもなしで自分の中途半端さが嫌になるよ。


あーあ。

異世界転移でも起きないかな。

どうせ白川さんは子供の頃に氷川と結婚するとか約束しててそのまま結婚しちゃうんだろうし、いっその事嬉し楽しい異世界無双ハーレムでも堪能したいもんだよ。

あ、でもクラス転移は勘弁な。

そんな事になると氷川が勇者で俺はその他大勢のチート持ちの一人にしかならないだろうし。


「帰りのHR始めるぞー。田中は後ろでスクワット50回な。」

「なんで!?」

「なんとなく。」

「なんとなくで苦行を可愛い生徒に課さないで下さい!」

「担任に告白した罰だ。」

「そんな〜。」


現実逃避もここら辺にしとくか。

それとな、田中。

そんな律儀にやらなくてもいいと思うぞ。

だって久遠先生、呆れてるから。


馬鹿が本当にスクワットを始めた以外は特に問題なくHRは進んでいき、連絡事項を説明終わり、各々が帰宅や部活に行こうとした時に異変が起こる。


「あれ? ドアが開かない。 田中なんかしたか〜?」

「なんで俺だよ!」

「だって田中強化年間だし。」

「なんだよ!? 田中強化年間って!?」

「田中を精力的にいじる期間のことだ。」

「俺なんかしたか!?」

「まあ、田中をいじるのはこれくらいにしとくか。」

「終わり方雑っ!」


「ちょっと待って。後ろのドアも開かないよ!」

「窓もだ。一体どうなってんだ!?」


あれ?

なんか変だぞ。

どういう訳か教室の出口という出口が開かないらしい。

しかも傷がつかないというおまけつき。

えっ? 何?

さっきのあれがフラグ踏み抜いた?


そうして担任も含めたクラスのほぼ全員が慌てていると突然壁、天井、床、窓に所狭しと魔法陣のようなものが浮かび上がる。

え? マジで!?

マジでその他大勢になって氷川が異世界美人、美少女のハーレムを作るところを見せられんの?


俺がどうでもいいことを考えていて、クラスメイトが騒ぐ中、魔法陣が光り輝き、辺り一帯を包み込むと謎の浮遊感に襲われながら俺は意識を失った。



「……様。…て………者…。」


誰だよ。

人が気持ちよく美味しいものを食べている夢を見ている、という夢を見ていたのに。

ああ、俺のオマール海老とロブスターと伊勢海老のフルコースの夢が消えていく。

くそ。

邪魔した奴に文句言って二度寝してやる。


「おい! 人がいい夢見て……た…のに……ってあんた誰?」

「私はリルビア王国の第三皇女、シャルティア・ルナ・リルビアと言います。ようこそおいで下さいました、勇者様方。」


勇者様方……ってそうか。

そういえば教室に魔法陣が所狭しと浮き上がったんだっけ。

そして様方ということは。

そう思って俺は周囲を見回してみれば、案の定久遠先生含めたクラスメイト全員がいた。

あ、アホがまだ寝てる。

でも、みんな無視してるし俺も無視すればいいかな。

だって田中だし。


「なあ、シャルティアと言ったか。ここは何処なんだ? それに勇者様方ってのは一体どういうことなんだ?」


現状を把握できていない人の代表みたいに久遠先生が皇女となのるシャルティアさんに話しかけた。

というか突然のこの状況でも落ち着いているとか流石は久遠先生だ。

中田委員長はテンパっているが、この辺は年季の……なんでもない。

なんか、寒気が。


「ここは勇者様方がいた世界とは別の世界の国、リルビア王国です。そして勇者様方というのは誠に申し訳ないのですが、私共があなた方を勇者として召喚したからです。」

「異世界? 勇者? そんな話を信じろと。そんな与太話をするよりも訴えられる前に私達を元の場所に帰せ。」


いや〜。

それは無理じゃないかな。

こういうのの定番って魔王とか、魔神とかを倒さないと帰れないとかそういう系のだと思うんだよ。


「すみません。魔王を倒さない限り帰すことは出来ないと召喚の儀式に組み込まれているんです。ですから私共では帰すことは出来ないんです。それと、与太話かどうかはステータスフルオープンと言えば分かると思います。」


来た。

テンプレイベント、ステータス鑑定。

こういうのはやっぱり氷川辺りが凄いステータスを叩き出すんだろうな。


「先生。俺がやってみます。」

「氷川。分かった。やってみろ。」

「はい。ステータスフルオープン。」


氷川がそう言うと半透明のウインドウ見たいのが出現した。

フルオープンってのは周りのやつにも見えるようにするってことかな?

そして、氷川のステータスだが…


氷川恭介


種族 人族


LV1


HP300/300

MP300/300

STR100

VIT100

INT100

MEN100

AGI100


魔法

火 水 風 土 光 闇


スキル

勇者LV1

異世界言語理解

アイテムボックス

身体強化LV3

状態異常半減

詠唱破棄


称号

勇者

異世界人

男の嫉妬を一身に受ける者


犯罪



「これって…「凄い! すべてのステータスが100な上に属性が六つもあるなんて! それに勇者スキルまで!」」

「あの。これってそんなに凄いんですか?」

「凄いですよ! 普通の人の十倍のステータスなんですよ。凄いに決まってるじゃないですか!!」

「そ、そうなんですか。」


やっぱりな。

そんな事だろうと思ったよ。

どうせ俺は属性一つか二つなんだろうな。

そして俺も確認しようと思ったがあの後で落胆されたくないので何となく思った周りには見えないんじゃと推測した言葉を発した。


「ステータスオープン。」


東藤雅樹


種族 人族


LV1


HP10000/10000

MP10000/10000

STR10000

VIT10000

INT10000

MEN10000

AGI10000


魔法

全能魔法


スキル

勇者LV10

異世界言語理解

アイテムボックス

聖剣創造

魔剣創造

テイム

身体強化LV10

状態異常無効

即死無効

呪い無効

無詠唱

並列魔法

魔剣LV1

魔装LV1

取得経験値倍増

ステータス偽装


称号

最強勇者

異世界人


犯罪


「……………………は?」


なんか、すんごいステータスだった。

それと、田中はいい加減起きろ。


「五百円拾った〜らっき〜……むにゃむにゃ。」

聖剣召喚と魔剣召喚をそれぞれ創造に変更しました。

そもそも召喚ってどこからだよ。とか、持ち主いたらどうすんだよ。と思ったので。

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