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原稿用紙 1枚目
拝啓 イ界へ
未来に向けて、手紙を書くことになりました。
この手紙が読まれるのがいつの事なのか、誰に読まれるのか、詳しい事は知らされていません。
まぁ、所詮は学校行事の一環なので、きっと読むのは先生で、読まれるのは、今週末に控えている三連休の内のどこかでしょう。
下らない事ばかりを書いていると、呼び出しをくらうかもしれません。内申点が下がるのはあまりよろしくないので、そろそろ真面目に書こうかと思います。
さて、この手紙では、未来の事をイ界と呼ぶ事にします。今現在、手紙を書いている時代から見たら、未来なんて物は未知の世界なので、あながち間違った呼称ではありませんよね?
「イ界ではどんな乗り物が走っていますか?」「宇宙に移住する事は出来ましたか?」「人口の増加具合はどんな感じですか?」「ネコ型ロボットはいますか?」
こんな質問をするのが、普通なのでしょう。ちょっとおませな人は、「世界は平和になりましたか?」なんて聞くのかもしれません。
残念ながら、私はそんな事に興味はありません。はっきり言ってどうだっていいのです。
私が聞きたい事は、たった一つ。たった一つだけです。
拝啓 イ界へ。
そこに、絶対的な「悪」は存在していますか?




