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都市伝説という伝説
人は、恐怖よりも好奇心が勝ってしまうことがある。 政樹の場合も一緒だった。 そして、こういう都市伝説が存在するからである。 『時空を超えることが出来る亜空間が存在する』という都市伝説。 最初は政樹も信じていなかった。 というよりも、あまり物事を信じないタイプであった。 そして今、その都市伝説が迷信ではなく事実であったことを証明するものを政樹は見たのである。 「これを使えばどこの時代にもいける。」と政樹は確信した。 そして、時空の亜空間に吸い込まれた政樹は過去へとばされてしまうのである。