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問いかけた声に返事はない。




「生まれてきた意味は何ですか?」


「何故私は一人なのですか?」



 問いかけたって答えはこない。

 だって私はとうに天上に見捨てられたから……。




 天におられる全能の神が全ての者を救うなんて嘘。

 実際私は見捨てられたのだ。


 地上の知識を求め、天上の知識を与えてしまったから……。



「私はいつまで一人ですか?」


「私にはいつ、死が訪れるのですか?」


 問いかけても声は返ってこないのだ。


 神の御声などとうに忘れてしまった。

 天上の全てを忘れてしまった。



 天におられる神は、既に私になど興味をなくしてしまったのだ。











「神よ。なぜ私をお作りになったのですか?」


 問いかけても答えなど無い。



 ただ、私は、孤独の中に、命の終わりを待ちわびるだけなのだ。




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