レベル6
「だけど、ばあちゃんに何の用なんだい?」
「あぁ、アリアハン大陸から旅に出る為にね、いざないの洞窟の封印を解いてもらいに来たのよ」
あぁそうなんだ、今知ったよ。てかルイーダさん物知り過ぎない?
「そうなのかー、ねぇねぇあたいも行きたいなー」
「うーん、あなたの保護者の魔女に聞いてみないとね」
旅の仲間が増えるのは歓迎だけど、バコタちゃんまだ12才だからなー。
「ふふん、あたいだって戦えるよ、このムチさばき見せてやるよ」
おぉ!ムチだ一度の多くの敵に攻撃出来て便利なんだよね。
「ブーメランもあるんだぞー」
「ブーメランいいなー」
「ミィナ姉ちゃんなら使えるんじゃないかな、あたいはムチがあるからブーメランはミィナ姉ちゃんにあげるよ」
「いいの!ありがとう!バコタちゃん良い子だな、一緒に旅に行けるように魔女さん説得するからね」
「ミィナチョロいわ!チョロすぎるわ!」
失礼なサクラだな。
じんめんちょう3匹、バブルスライム3匹が現れた。
「ブーメランいっけー!」
おお全体に当たると気持ちいいな。
「あたいのムチで残りもらうよー」
一気にバブルスライム3匹とも倒したよ!
「わたくしたちは残り物の片づけですわ」
モンスターの数が多くてもこれなら大丈夫だね、わたしたち強いな。
「あっ、ミィナ調子に乗ってると危険よ、ほらケガしてるじゃない【ホイミ】」
「ありがとうサクラ、気をつけるね」
ブーメランは集団に強いけど、攻撃力は高くないから反撃に気を付けないと危ないな。
「ふふふ、お金が沢山ですわ~幸せですわ~」
「ミィナ姉ちゃん!プリン姉ちゃんが悪い顔で笑ってて怖いぞー」
プリンちゃん、その顔は完全に悪徳商人だよ。
「外壁が無くて吹き抜けてるから、あんまり端を歩くと下まで真っ逆さまだからなー危ないぞー」
道は複雑じゃないけど風の強い日どうするんだろ。アリアハンから見えてるけど登ったこと無かったから景色は絶景だね。モンスターがいなければもっと良かったのにな。
「ここに、ばあちゃんが居るよー。一緒に連れてきてくれてありがとうなー」
立派な扉の前でバコタちゃんがお礼を言ってくれた。
「多分だけど、魔女は私たちが来るの分かっててバコタちゃんを下に追いやったわね」
えーなんでそんなことを?
「それこそ聞いてみればいいわ、さぁ行くわよ」
私たちは扉を開けて中に入るのだった。




