レベル4
レーベに向けて進む。橋を越えて、北に向かう。
「森に入るわよ、モンスターも凶暴化するから注意しながら進むわよ」
平原より視界が通らず、モンスターに襲われやすくなる。
「ここにはどんなモンスターが出るんですか?」
「スライム、おおがらす、いっかくうさぎ、おおありくい、じんめんちょうが居るわね」
「いっかくうさぎのお肉美味しいから狩れたらご馳走ね、ミィナ頼んだわよ」
「わたくしもお肉食べたいですわ!」
サクラの料理の腕は一流だから美味しいんだよね。お嫁さんに来て欲しいな。
いっかくうさぎ2匹、じんめんちょう1匹が現れた。
噂をすれば来ちゃったよ。
「じんめんちょうに【マヌーサ】を使われると厄介ね、先に倒すわよ!」
「がってんしょうち!」
くっ、いっかくうさぎが邪魔でじんめんちょうに攻撃が届かない!
「わたしに任せて!くらえ!【バギ】」
サクラの【バギ】がじんめんちょうを切り裂く。
ナイスヒット!わたしはいっかくうさぎに攻撃!角さえ気を付ければ只の体当たりだ、足に一撃当てる。そこにプリンの追撃で止めだ。
「おんどりゃー!」
プリンあなたはお姫様でしょ?その言葉使いはどうなのかな?そして見かけによらず結構力もあるな。
取りあえず肉は手に入ったので食卓は一安心です。
「ふぅやっと着いたわね、みんなお疲れ様」
予定通り夕方少し前に到着出来た。
「ようこそ、ここはレーベの村よ」
レーベの村、第一村人発見。
「今日中にモンスターを換金したいから私は買取り所に行って来ちゃうわね、あなた達は宿を取っておいてちょうだい」
「わたくしはルイーダさんと一緒に行きたいですわ買取り所興味ありますの」
「良いわよプリン一緒に行きましょ、じゃあミィナとサクラ宿取れたら後は自由にしてて良いからね、村を回ってみると良いわ」
ルイーダさん、プリンと別れて、宿を取る4名で8Gでした。夕食朝食付きだ。
村を見ると言っても、民家と農地が広がってるからなー、景色は夕焼けと相まって綺麗なんだけどね。
ん?あんなところに岩があるわ。
「よいしょよいしょ、だめだ。重くて押してもビクともしないや」
1メートルくらいの岩を男の人が押している。
「ミィナ怪しいよ、関わんない方が良いよ」
「けど困ってるみたいだよ?」
サクラ、あなたは僧侶なんだからもう少し人を信用しても良いんじゃないかな。
男の人の代わりに岩を押してあげる。重いけど少し動かすくらいなら大丈夫です。
「すごい!その力がいつかきっと役に立ちましょう!」
そう言うと男の人は去ってしまった。
「何がしたかったんだろう?」
「ほらね、やっぱり変な人だったじゃないの」
「あれ?何だろこれ?」
岩の下にキラリと光るコインがあった。
見たこと無いけど綺麗だから持っとこ。
宿に戻るとルイーダさん達が帰ってきていた。
「いくらになったの?50Gくらい?」
「あれだけじゃそんなにいかないわよ、18Gよ」
「それだけー?」
「世の中は世知辛いのよ、けどプリンのおかげで2G多く貰えたのよ、この子商人の才能あるわね」
「えっへんですわ!」
プリンは胸をはり自慢気だ。
「えらいえらい」
サクラと2人で頭ナデナデしてあげました。




